この時が1番不思議と身体が動きました。
切迫早産で入院して2週間くらいで感染症で出産しました。産声をあげていましたが肺機能が未熟であろう事で管を通され、鼻にも管を通されていました。その後、助産師さんに乳頭を刺激され初乳を出してくれてシリンジで取り赤ちゃんの鼻の管に通してくれました。通した後に素肌同士でカンガルーケアをしました。33週1日で体重2006g、身長42㎝、頭位27㎝の小さな赤ちゃんはNICUへゆっくりする間も無く入院しました。
まず、そのまま赤ちゃんに母乳を飲んでもらう事が出来ないので乳房を揉んで乳輪辺りを乳搾りのようにして出してシリンジで吸い取りました。最初は1ミリしか出なくて、それでも大事な大事な栄養になるし免疫力が高なるのでNICUへ届けに行きました。
その時、出産してNICUへ連れていかれた以降会っていなかったのですが、保育器に入っていて、黄疸もあったらしく目のマスクつけられ光をあたっていました。感染症で両手の甲に点滴をしていて、とても痛々しい感じで辛かったです。
『ごめんね、早く元気になってね』とずっと思っていました。
先生に、名前が決まっているなら名前を呼んであげてください。と言われ、名前を呼んだり、おっぱい沢山飲んでね、など話しかけていました。それを私が退院するまでずっと、3時間ごとにシリンジで母乳をとり、届けては話しかけを続けていました。眠たくても眠たくても我が子に会いたい為に寝る時間を削ってNICUへ行きました。
1週間経つと母親だけ退院になり、我が子だけNICUで入院です。別々の暮らしになりましたが、毎日母乳を届けに行きました。
大変でしたが、今は心配する事が無くとても元気に育っています。
33週という早産で出産すると、未熟な状態がとても心配になりますよね。自分のせいで…と思っていた時もありましたが、今となっては主治医の先生の話を聞いたりすると出産してから病気が見つかったりがあるらしくNICUで入院していたら早期発見が出来る事もあるので、ある意味凄くありがたいなと思いました。入院はマイナスイメージが強いですが、手厚く見てくれるので安心して任せれますよ。