妊娠高血圧+ヘルプ症候群なりかけ
妊娠後期に入るまでは、お腹の子も自分自身も何も問題なかったのですが32週に入る少し前、少し血圧の上昇が見受けられました。
運動をした後くらいの血圧上昇だったので、疑問にも思わず、次の週の検診の際、初めて血圧で引っかかりました。また尿検査で蛋白も出始めました。
その後3日後まで毎日3回血圧を記録するように言われました。そこからは、ほぼすべて140/90台でとても心配になり、足のむくみ3日を待たずにまた産婦人科へ。
その日は動転もあり150/100とあがってしまい、そのまま救急搬送され、その日の内に帝王切開となりました。
搬送された際、お腹の子が元気ならば、誘発しての出産も視野に入っていたのですが、胎盤剥離しかかっているとのことで緊急帝王切開になりました。
子供は2000g弱で生まれました。
3時間程経ち、黄疸が見られたためNICUへ。
手術の痛みもあり、なかなか授乳にもいけず、母乳もほとんど出ず終いで私だけ退院しました。
子供は黄疸も治り、酸素、経管チューブも抜けGCUへ。
2500gまで増えないと退院できないとのことで、1ヶ月近く入院していました。
今では低体重をイメージできないほど大きく育ち、子供における心配ごとはありませんが、血圧の後遺症が残ってしまいました。
元々父が高血圧でしたのでリスクが高かったのだろうとのことでした。
妊娠初期〜後期手前まで、何事もなく、このまま自分の力で産めるだろうと思っていた矢先の帝王切開。最初は傷が残ること、手術が怖いことで泣いてばかりでした。
ですが、お腹の子供死なせるわけにはいかないと泣きながら手術を決心しました。人は恐ろしいことが起こるとまず最初に自分のことを考えてしまいます。
ですが、その時「怖い、怖い!」の後に、子供のことが頭によぎり、怖くてもこの子に会わなければ!無事に生んであげなければという気持ちが勝った時、あの時から自分は子供の親になれていたんだと思います。
傷はとても今でも痛々しいですが、子供が元気に育つ為に必要だったと自分自身納得させています。
これからもし帝王切開になる方がいらっしゃいましたら、是非覚えておいてください。
手術中は麻酔で感覚がありませんが、生まれる直前にひっひっふーは気持ちだけでもすると気が楽になります。
自分の力で産めなくても、生まれたことには変わりがありません。
出産の痛みがないかわり、術後の痛みがありますが、これが私たちの陣痛だと思い頑張りましょう。子供が大きくなってお腹の傷を見られるようになったら、ママは幸せだと伝えてあげましょう。