療育の体験談

自閉症の子供の変化と私の心の変化

診断名:自閉症

療育種類:TEACCH、SST


現在5歳の2人目の子は、3歳の時に自閉症と判断されました。

以前から言葉が遅く、家の中をぐるぐる走り回る、人の目を見ないなどがありました。

周りからはそういった施設でみてもらった方がいいんじゃないかなど言われていましたが、その時の自分はどうしても認めたくなくて、これから喋るかも、まだ小さいからわからないよと逃げていました。


しかし、幼稚園に入る時期が近づくにつれて、やはりこのままじゃいけないかもしれないと思い、福祉保健センターに相談して、施設を紹介してもらいました。施設はとても混んでいて3ヶ月待ちだと言われました。それまでの間に病院で耳や脳の検査をして、その結果を持ち施設に行きました。そこで自閉症と判断されました。

そして療育に向けてのオリエンテーションに参加したり、外来診察を受けました。

そこの施設の療育に通いたかったのですが、人数が多く入ることができませんと連絡が来ました。


このままなにをしないわけにはいかないので、児童発達支援事業を探し通うことにしました。

そこでは最初、担当の方と子供の得意なこと、どこまでの自立ができているかなどこと細かく話し、それに基づき自分の子にあった療育プログラムを考えてくださいました。

うちの子は個別と集団に通っています。

着替え、トイレ、お片づけなどの練習。

カード、言葉を使い自分の気持ちを伝える練習。

順番を守る、友達に譲るなどの練習。など様々なプログラムを子供の注意をうまく引きつけてやってくれています。

初めは「うまくいかない」「なにをすればいいのか理解できない」などで寝転び泣き叫んでた子供も、時間が経つにつれて「このようにすれば伝わるんだ」、「今はこれをするんだな」とわかるようになり、席に座っていられる時間がとても長くなりました。


言葉に関してはまだまだ話せませんが、今では3歳の時に入園を諦めた幼稚園に年中から通うこともできています。

今後どうなるかは全くわかりませんが、「自閉症」という言葉を「障害」とは捉えずに、この子の「個性」であると捉え、その個性をうまくのばしていけるように周りの方と協力していきたいと思っています。

後輩ママへのアドバイス

自分の子が自閉症であることを恥じる必要はないと思います。

その子の個性です。そう思えると心が楽になります。

自分一人で抱え込む必要はありません。助けてくれる人がたくさんいます。


自閉症の子は他の子と比べると苦手なことが多いかもしれませんが、得意なことも必ずあるとおもいます。

そこを見つけてあげて、得意なことはもっと得意に、苦手なことは少しづつでも克服できるように手伝ってあげることができたらいいと思います。

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