緊急にしてもらいたかった予定帝王切開。

3年前娘がおなかの中にいた時の事。娘を産む1年半前(今から5年前)に緊急帝王切開をしていた私は、37週を過ぎても陣痛がなく40週目に病院で「3日後に予定帝王切開をします。」と言われました。

「2人目は自然分娩で産みたいな」と思っていたのですが、病院で「帝王切開で。」と言われてしまったことに対して、「ここまで待って陣痛が来ないから仕方がないか」と帝王切開を受け入れることにしました。


ところが、その日の夜、いつもより大量のおりもののようなものが出て、てっきり「破水したのかも」と思い、病院に行きました。

調べてもらった結果、破水ではなかったのですが念のため1日だけ入院することにしました。

その後特に変化もなく、翌日の午前中に帰宅をしました。


帰宅をしてから、しばらくしてお昼になりトイレに行くと、真っ赤な出血が出てきました。

どうやら「おしるし」のようで、そのあと直ぐに「ぐぐぐ…」とお腹が張るのと同時に生理痛のような痛みがやってきました。

どうやら陣痛のようで、間隔を測ると不規則にくる感じでした。

経産婦とは言え、一人目は緊急帝王切開だったので、今回の陣痛は子宮口が簡単に開かないため初産婦と同じようにやってきます。

とりあえず、まずは急いでシャワーを浴びました。

次にもしかしたら緊急帝王切開になるかもしれないことも考え、食事は取らず(帝王切開の場合、術前は空腹にしておかないといけません)、陣痛の間隔を測ることにしました。

夕方になって夫に連絡を入れて帰ってきてもらい、病院に行きました。

この時点で陣痛は5分間隔でした。

このまま陣痛があれば自然分娩もいけるかな？とも思い、子どもが降りてくるのを待っていましたが結局、陣痛が3分間隔になっても降りてこないので、午後23時の時点で自然分娩を諦め、翌日に控えている予定帝王切開に切り替えました。


翌日の予定帝王切開は午後13時で、陣痛の間隔も3分と短くなっていたので、子宮破裂の恐怖心もあり、看護師さんに手術を早めてもらえるようにお願いしました。

とりあえずその晩は、陣痛を弱める点滴を入れてもらい、1時間に少しずつ量を増やしてもらう形で、深夜の3時過ぎにようやっと痛みから解放されましたが、朝7時に点滴が外されました。

その後、すぐに陣痛が始まりすぐに15分間隔になりました。

結局、手術は立て込んでいる影響もあり、予定通りの時間で行われることになりました。

ここで少し心が折れて泣いてしまいました。

心細さもあり、看護師さんに頼んで面会時間より早めに夫に来てもらえるようにしました。

夫が到着したのが午前10半頃、その時点で陣痛の間隔は3分おき、その後ますます陣痛の間隔は短くなり、手術前には1分おきに陣痛が襲ってきました。

子どもが下がってきてないせいか、陣痛は下腹が割れるような痛みでトイレにも行けず、尿管にカテーテルを刺してもらったときに「だいぶ溜まってるね」と言われるほどでした。

手術室に入り下半身麻酔をしてもらい、しばらくして子どもの元気な産声を聞いてホッとしました。

その後子宮内の胎盤などを取る作業や、バキュームみたいので吸うような音を聞こえて、体内がいろいろと引っ張られるせいなのか物凄い吐き気に襲われました。

酸素マスクをしてもらい、吐き気止めを点滴に入れてもらってなんとか落ち着きましたが、子どもが出てくるまでの時間よりも長く感じました。


手術室から戻ってきて、早速痛み止めの追加をお願いしました。

手術後1時間くらいすると傷口の痛みがものすごく感じるからです。

麻酔が完全に切れる前に、先生から許可を頂いて通常処方される量の2倍くらいを飲んで、痛みで辛くなることなく過ごすことが出来ました。

私自身痛いのが嫌いなため、切れる前に飲む(2倍)を入院中は繰り返していました。

退院する前になってようやく通常処方される量で大丈夫になりました。


今回の予定帝王切開でわかったことは、予定帝王切開直前ではよっぽどのことがない限り緊急帝王切開にはならないんだということです。

病院にもよると思いますが、よく相談して決めることをお勧めします。