目が合わない、笑わない我が子
最初に「あれ?」っと思ったのは我が子が5ヶ月の時でした。
子供の月齢が近いママ達と集まっている時、一人が「最近うちの子よく笑うようになって〜」と言い、他の皆もわかるわかる〜という反応。
えっ、みんなそうなの・・・?うちの子ほとんど笑わないし、そもそも一生懸命気を引こうとしてもこっちを見ちゃいないし・・・。
その時は、まぁ個人差だよねってことで深くは考えていなかったのですが、1歳になる頃には、他の子達との差が顕著になっていました。
他のママ友の子供たちはこちらを見てニコリと微笑みかけてくれるというのに、我が子といえば名前を呼んでも振り返ることさえしない。言葉の早いお友達が、我が子の顔を覗き込みながら名前を呼んでくれても目も合わさずあさっての方を見ている始末。
耳が悪い可能性も考えましたが、サイレン音やコンビニ前モスキート音が苦手で耳をふさいでいたりするので、それはなさそう。
かかりつけの小児科医に相談するも「まだ1歳ですから様子をみましょう」との答え。
でも、日々何かおかしいのではないかという気持ちが大きくなり続け、インターネットで関連情報を検索し続ける日々。1歳2か月の頃には「この子は自閉症の可能性が高いのではないだろうか」と自分の中で結論するに至りました。
その後、子供が2才4ヶ月の時に「自閉症スペクトラム症候群」との診断がおり、療育も開始しました。
現在我が子は4歳になりますが、療育の甲斐もあり他人とのやりとりもできるようになり、表情もとても豊かになりました。これからも療育は続けていきたいです。
なにかおかしいな、と思った時、医者に相談しても月齢が低ければ低いほど「様子をみましょう」としか言われず、なにか診断が出たところで治療をしてくれるわけではありません。
ですので、可能であるならば療育機関に相談に行くのがいいと思います。なんらかの診断がおりていなくても、必要と認められれば療育に通うことはできますし、なにより親の気持ちに寄り添ってくれるのは、医療機関よりも療育の現場の方たちです。
療育は大げさと思われるならば、発達障害関係の親子遊びの本等を参考に家庭で実践してみるのもよいと思います。目を合わせる親子遊び、いろいろありますよ。