寝ない子供

私の子供は生まれてから卒乳した16か月まで一晩に10回程、毎晩泣いて起きていました。三時間以上まとめて寝られたのはほんの数回でしたし、寝ていない間は泣いているといった始末でした。周囲で「寝ない」という知り合いの子供に出会わなかったので、自分の子供が何かしらの病気ではないかと心配したこともありました。

昼夜の区別のために規則正しい生活をしようが、日中遊ばせようが、抱っこしようが、まとめて寝られないのです。育児書で読んだ、「抱っこしてスクワットをする」、「スーパ―の袋のカシャカシャという音が寝付きにいい」や「おくるみで包み込む」などのアドバイスを、夜中にひたすら繰り返しましたが、あまり効果はありませんでした。私自身も夜になると、「また寝られない夜が始まるのか」と恐怖に似たストレスを感じていて、これもまた良くなかったのかもしれません。唯一おっぱいで寝付く子供だったので、毎晩、泣いて起きる、おっぱいを吸う、寝付くを延々と繰り返しでした。

夜寝ないから昼に寝るというわけでもなく、でも眠いからグズグズと泣いてばかりいました。抱っこ紐の中は唯一寝てくれたので、お昼寝の時間は散歩や買い物に行きました。ベビーカーで寝ている他の子供を見て、本当に羨ましく思いました。

卒乳すると子供は寝るようになるとは聞いていましたが、夜に起きた時にどうやって寝かしつけようかと、なかなか決断できませんでした。でも心配をよそに卒乳数日後から夜に起きる回数も2～3回へと急激に減り、まとめて寝られるようになりました。

お昼寝は結局2歳ころまで抱っこ紐を使っていましたが、2歳から保育園に通いだし、卒抱っこ紐となり、布団で寝られるようになりました。