離乳食を食べないの体験談

作っては捨ての離乳食

イタリアで初めての出産をしました。

母乳で育てて、6か月で離乳食を始めました。私はご飯で始めたかったので、初めての離乳食は十分がゆでしたが、3日間十分がゆをスプーンで3さじあげて、泣いて嫌がられました。イタリアの初期離乳食リストには生の果物のすり下ろしたもの、野菜を煮たスープにチーズとオイルを少量加えたものにパスタを粉末状にしたもの、もしくは米をすりつぶしたものもあったので、十分がゆ以外にそれらのものも試しましたが、スプーンで3さじ食べられればいい方でした。週数が増えて、たんぱく質のものなど試してもいい食材が増えますが、食材を変えても、日本風離乳食でもイタリア風でも量はふえず、挙句の果てにはスプーンを見るだけで泣くといったこともありました。

数日離乳食を中止して再度初めてもあまり効果はなく、初期の離乳食はよく煮なければだったり、すりつぶしたりで時間もかかるのに食べてくれずだったので、ベビーフードも取り入れました。また離乳食を始めたのが冬の時期だったので、昼用に作った残りを夜に出したりしました。母乳をあげる前に離乳食を試していたので、一回食から二回食と徐々にではなく、日によって一回だったり二回だったりとバラバラでした。十分な栄養が取れていなかったのか、夜は相変わらずまとめて寝れらませんでした。

9か月頃にパンなどの固形物や月齢の離乳食より硬めにゆでたもの、スープ状の物よりポテっとしたものを好んで口に入れ始めました。そして11か月頃には子供用に作ったものには見向きもせず、大人用の食事を食べたがったので、子供用の食事もある程度硬いものにしました。

ただこれだと量を食べるのに時間がかかること、体重増加が緩やかで成長曲線の下方だったので、おもちゃや本で遊んだり、外に出て食べたりしながら、毎食二時間かけながら食べさせていました。遊ばせながら食べさせないで、一食ぐらい抜いてお腹を空かせるよう小児科医からアドバイスがありましたが、一食抜こうが次の食事の量もたいして食べられないことには変わりなかったので、体重を増やさなければという思いで、私は食べさせることを優先にしました。

食べる時間はかかりましたが、離乳食がある程度「硬いもの」になってから、嫌がらずに食べるようになったと思います。

後輩ママへのアドバイス

育児書に「食べない子」の親からの相談がなかったり、小児科医にもっと食べさせるよう指導を受けて、精神的に参りました。でも食べない子は食べないんです。私の子供の場合は現在も硬いものが好きで、柔らかすぎる離乳食が嫌だったんだろうと思います。子供の好みの硬さ、食材、味付けなどを見つけられるように色々と試してみてください。ベビーフードは時間の節約と心のゆとりに随分有効でした。

「食べない子」のママは食事の時間が億劫になると思いますが、そのうち食べるようになります。食が細いのもその子の個性の一つなんだと思って、肩の力を抜いて離乳食期を乗り切ってください。

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