緊急帝王切開の体験談

42週の緊急帝王切開

予定日が過ぎ、妊娠41週5日でバルーン挿入し入院しました。41週6日に陣痛促進剤を打って誘発分娩を試みましたが、子宮口が開かずにその日の出産は断念しました。次の日で42週になり、陣痛促進剤も2日目になるので、それが効かない場合は帝王切開になる可能性もあると伝えられました。42週に入り、午前中から陣痛促進剤を打ちました。陣痛も3分間隔、とだんだん強くなってきましたが、なかなか子宮口が開かず、午後3時をめどに緊急帝王切開に切り替えるか判断すると言われました。午後になり、陣痛も1分間隔になり、内診グリグリで子宮口を広げられましたが7㎝までしか開かず、赤ちゃんの頭も骨盤に入りきれていないと言われ、緊急帝王切開に切り替えられました。先生が夫や私の親に説明して、夫が同意書にサインをして手術の準備が始まりました。促進剤の効き目も切れてきていたので、陣痛は弱くなってきていました。まず、剃毛でした。私の前にもう一人帝王切開の手術をする方がいたので、少し順番を待っていました。手術室に入ると、麻酔を腰のあたりに打たれました。注射のはりが太いと言われていましたが、まだ我慢できる痛さでした。下半身麻酔だったのですが、感覚がなくなっていくのが不思議な体験でした。意識はあるので、看護師さんたちの話を聞きながら、過ごしていました。赤ちゃんが取り出される時も特に体には感覚はなかったのですが、産声はしっかり聞くことができたので嬉しかったです。顔の側に連れてきてくれて、写真を撮られて閉じる手術になりました。赤ちゃんは隣の部屋で処置されていました。

後輩ママへのアドバイス

まさか自分が帝王切開をするなんて考えたこともなかったという人が緊急帝王切開をした人のほとんどの感想だと思います。心の準備もできていません。でも、赤ちゃんの無事を願うならなんだってできるのが母親です。傷跡は少し痛みますが、退院するころにはちゃんと歩けます。赤ちゃんのためにお腹も切れるなんてすごいことだと私は思っています。

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