入院からの緊急帝王切開

私は妊娠35週2日で妊娠高血圧症候群のため、緊急帝王切開で長男を出産しました。
まさか、予定日より1ヶ月も早く出産することになるとは思っていませんでした。妊娠34週の妊婦健診のときに血圧が高く、浮腫みもひどく、子宮頚管が短かったため、1週間後に通院するようにと医師に言われ35週に通院しました。そのときに、妊娠高血圧症候群と診断され、症状の重症度を診るために入院することになりました。医師の話では2.3日様子を診て、今後のことを決める予定でした。私は病室でお腹にモニターをつけ過ごし、看護師が何度か血圧を測りにみえていました。昼食を食べ終わった頃、医師がみえて、「症状が重症なので、今日、出産した方がいいと思う。だけど、お腹の子が2,000g未満なので、この病院だと出産後に母子が離れてしまう。今なら、NICUのある病院に転院できる。」と伝えられ、近くのNICUのある総合病院に救急搬送されました。総合病院に到着すると医師4人とたくさんの助産師と看護師が用意して待っていてくれました。その頃には上の血圧は180を超え、息子も苦しかったのかお腹もかなり張っていました。総合病院の医師達も今日産んだ方がよい。準備が出来次第、開腹すると話していました。血液検査、血圧測定、弾性ストッキングを履き準備が整うとすぐに手術室へと運ばれました。その際、私は眼鏡をかけていたので、看護師が眼鏡を持ってきてくれました。また、助産師が「手術室でも写真撮るからね」と私と付き添っている主人を和ませてくれました。
手術室に到着すると、帽子を被せられ、背中から麻酔を入れ、尿をとるバルンを挿入し、剃毛し、麻酔が効いたか確認をして、スピーディーに緊急帝王切開が行われました。開始から20分間ほどで、長男が生まれ「おぎゃあ！おぎゃあ！」と大きな声で泣いてくれました。助産師が私の顔のところに連れてきてくれ、眼鏡をかけさせてくれてみせてくれました。写真も撮ってくれました。息子は医師が処置し、その後、NICUに入院することになりました。それから、私は気持ち悪くなり、麻酔のせいか意識もなくなり気がついたときには病室でした。夕方の手術でしたが、昼食を食べていても問題はありませんでした。出血は多量だったようですが、輸血は無しで済みました。6時間後くらいから、白湯が飲め、翌日の昼から常食のご飯が食べられました。ちなみに妊娠高血圧症候群でも出産後はよいとのことで減塩食ではなく普通食が食べられました。翌日の夕方にはバルンが外され、歩いてトイレへ行ったり、NICUの息子の面会へと行ったりしました。背中の麻酔は麻酔薬がなくなるまでは、入ったままで私は5日くらい入れっぱなしでそれまではシャワーは浴びれませんでした。出産後、麻酔が効いていたお陰で傷は痛まず、私は陣痛を感じることなく出産となったためか、子宮の戻りの痛みの方が痛かったです。気になる傷は私の場合は横でしたので下着で隠れます。一週間くらいで、傷が閉じてあるホッチキスのようなものをとり、血圧のコントロールもありましたので、11日で退院しました。長男は2,200gと小さかったですが、健康で3週間くらいで退院しました。