地味に辛い後陣痛
出産を終えた喜びと興奮が落ちついてきた翌日より 後陣痛が始まりました。約3日ほどこの後陣痛との付き合いが始まりました。実は 後陣痛という言葉は聞いたことがあっても、経験するのは初めての私。後陣痛の痛みを甘くみていました。
出産の痛みに耐えた事実はあっても、重い生理痛のような地味にジワジワ痛みが常にある状態は 出産で疲れた身体にはとてもきつかったです。出産を終えてから 子宮収縮剤を処方されていました。子宮のギューっと収縮する状態は酷い生理痛そのものでした。私は初産ということもあったのか 産まれた我が子の世話ができなくなるほどの痛みではなかったですが、第二子誕生のママは後陣痛が酷く看護婦さんに痛み止めの処方を頼んでいました。見ているこちらも本当に辛そうで心配になるほどでした。入院中は毎日 お昼頃に先生が回診にきてくださり、内診をしてくれました。後陣痛の痛みを相談すると「あまりに痛いのなら我慢しないで、痛み止めを処方するよ。ただ、赤ちゃんを産んで子宮は妊娠前に戻るために今頑張って収縮しているんだよ。この収縮があるから子宮の中が綺麗になっていくの。退院後の検診で子宮内に妊娠の組織が残ってしまっていると、子宮の中を掻き出さなくてはならないから今の状況は良い経過を辿っているんだよ。」と私が理解しやすいように説明してくれました。約1年ぶりの生理痛の痛みは辛かったですが、自分の身体が一生懸命元に戻ろうとしていることを知り我が身ながら偉い!そしてとても愛おしく感じました。
とは言っても痛みが強くても弱くても 赤ちゃんは御構いなしで泣き、お世話が必要なので辛かったですが …出産後の痛みまでは予想できませんでした。
けれど我が子の泣き声に反射的にお世話ができるのは やはり母になったからだと思いました。こうやって様々な痛みに耐えていき、女性は強くなるのだなぁと思います。
産んでしまえば 痛みとはさようなら!と思っていた私ですが、あれだけ膨らんだお腹が産んですぐ何事もなく元に戻るはずがないということに気づきませんでした。後陣痛は出産と同じ人それぞれですが、出産前の陣痛に耐えられたのですから大丈夫!痛くても我が子が泣けばお世話しなければ!と身体は不思議なことに動きます。それに、赤ちゃんに触れるだけで痛みも和らいでしまいますよ。無意識で母モードになれますよ!