タイミング法の体験談

夫婦で協力して奇跡を引き寄せる努力をしました

私は妊活を始める時、最初からレディスクリニックに通いました。そこで勧められたのがタイミング法でした。

今でこそ本当に最近になってから、排卵検査薬のCMで排卵日の1日前を知ることの大切さを告知していますが、私が妊活を始めた3年ほど前は排卵日にタイミングを取って夫婦生活をする事が常識でした。
私も通院するまではそう思ってました。
クリニックの先生は、最初から実はタイミングを取るのは排卵日の前日なんだよと教えでくれていましたが、それを聞いて驚いた記憶があります。
更に驚いたのは、そうして上手く排卵日の前日にタイミングを取れたとしても妊娠する確率は10〜20%程度だということでした。
人間という生き物は、生物の中でも非常に妊娠しづらい生き物なのです。
そして上手く受精したとしても、着床する確率は20〜30%程度。
上手くタイミングを取ることも難しいのに、タイミングを取ることが出来ても受精が上手く行かない事もあるのか、その先には着床成功するかどうかもある、妊娠とは本当に奇跡なんだと思いました。
タイミング法は奇跡を手繰り寄せる為に必死で試行錯誤する事、そう理解しました。
私は更に当時既に40歳を超えた高齢だったので、これは大変なんだなと覚悟したのです。
ちゃんと排卵する為に、卵子を成熟させる為に、薬を飲んだり注射をしたり排卵検査薬を使うのです。
排卵後は着床しやすくなる薬も飲みました。妊娠しているかどうかも分からないのに。
その間はずっと禁酒。私は元々あんまりお酒を飲まないので苦痛ではありませんでした。
しかし、たまたま年末が重なり夫の友人が主催する忘年会に行くと、夫の友達の奥さんのうち2人程既にお腹が大きく、彼女達はソフトドリンクを飲んでいました。
私は妊娠しているか分からないけど念の為ソフトドリンク。なんて虚しい差なんだろうと暗い気分になりました。それを顔に出すことはありませんでしたが。
夫はその忘年会の二次会があったのですが、参加することはなく別の所に私を連れ出し二人で二次会、そして最後にはカラオケに連れて行ってくれました。
私の気持ちを尊重して早々にあの忘年会を切り上げてくれたのだと思います。
夫は治療には大変協力的で、所謂男性不妊症の検査も嫌がらずしてくれました。
妊娠してから新婚の友人夫婦に妊活について色々聞かれたので話をしたのですが、男性不妊症の検査もしたと夫が言うと、友人のご主人は俺はそんなことをしてまでは子どもいらない!俺が不妊症だったら落ち込んで立ち直れないしそこまでしたくない!と言っていました。
夫は妊活は夫婦でやらないと時間の無駄になる、と言いました。
実際に排卵日の前日に夫婦生活をすることを分かっていてそれは何時なのかも自ら聞いてきましたし、その日に体調を整えておく努力もしていました。
タイミング法で大切なのは、奇跡を夫婦で協力して手繰り寄せる事なんだと思います。
それは全ての妊活、不妊治療がそうなんだということです。

後輩ママへのアドバイス

妊娠することは本当に奇跡です。
その奇跡を手繰り寄せる為に頑張って色々実行されていると思います。
私は夫が協力的で本当に良かったと思いました。
夫婦で協力する事が大事だと思うのですが、現実は友人夫婦の夫のような考えの人が今でも多いだろうと予想しています。
男性にも当事者意識を高めてもらいたいと切実に思います。この記事を是非妊活中、不妊治療中の奥様を持つ男性にも読んでもらいたいです。

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