切迫早産と言われて緊急入院
27週の時、いつも通り検診に行くとモニターを見ている先生の様子が少し違って何度何度もモニターを確認している。さすがの私も異変を察知して不安になっていると…先生が
「今日から入院ですね。」と一言。私はピンとこないうちに先生は病棟に連絡をしてくれて慌ただしくしている。私はぽかーんと。そんな私に先生は「今日からよろしくお願いします。」ようやく私は「えっ?入院?何も用意して来てないです。一旦、帰って用意して来ていいですか?」先生は「ダメです。子宮口が3センチ開いてるいるので即入院です。赤ちゃんがいつ出てきてもおかしくない状態です。」私はパニックになっていると病棟から看護師さんが車椅子を押して迎えに来てくれMFICUへと運ばれて行った。看護師さんから「今日からトイレ以外は安静で動かないようにして下さいね。」と言われ24時間点滴との生活が始まった。自覚症状なし。たまに生理痛のようなお腹の痛みがあったような??その時はこのと重大さに気付かず一週間で退院出来ると安易な気持ちでいました。一週間が過ぎても退院許可がおりず、このまま赤ちゃんがいつ出て来てしまうのか、孤独とたくさんの不安毎日泣いて過ごす毎日でした。それを見かねた先生が「気分転換にシャワー浴びて来てもいいです。」と行ってくれたのは28週になった時だった。外は梅雨が終わり夏になろうとしてるのに私はただ、ぼんやり季節の移り変わりを窓を見て感じるしかないのか、外の世界はどうなんだろう?自由になりたくて仕方なかった。
29週でMFICUの中だけなら自由に歩き回ってもよくなるが、今までジッと動かずにいた分、歩いて赤ちゃんが出て来てしまったらと思うとなかなか歩くことが出来なかった。
30週の時、ようやくMFICUから一般病棟に移ることが出来た。初めに入院した時、30週まで目標に頑張りましょうて言われたけど、その目標が来ても退院出来ず…ストレスは溜まる一方だった。その頃から細かった私の血管は点滴を刺しても持ちは最短で半日が当たり前になってきた。
31週になると、点滴の刺せる血管がなくなって来て赤ちゃん用の針でないと刺せなくなってくる。これぐらいから、貧血が出るようになって薬を飲むようになる。この薬の副作用が凄くて寝る前に飲むのですが、胸焼け凄くて吐くことが多くて困った。
32週になると、もう毎日の点滴の差し替えに恐怖すら覚えてくるようになる。早く点滴を取ってもらいたい。だけど、点滴を抜いてすぐに赤ちゃんが産まれてしまったら…痛い思いを産まれくる子供させるぐらいなら私が痛い思いをする方がいい。
33週6日になってようやく点滴2A20に減らしてもらう。減らして赤ちゃんが産まれてしまうんやないかと凄く不安になる。これでお腹が張ったりの問題がなければ点滴を抜くことが出来る。お腹の張りは低気圧や満月にも関係があるらしい。
34週0日で点滴を1A20に下げる。今回も少しお腹が張ってるようだったけど問題なし。
34週1日でようやく点滴を抜いてもらう。24時間点滴に繋がれていた分、トイレも楽になって大喜びする。しかし、点滴の張り止めがなくなった分、お腹の張りは少しあるようだったのでとんぷくを飲む。診察をしてもらうとやはりまだ子宮口は開いたまんま。でも、さらに開くこともないようなので退院してもいいと許可をもらい次の日に退院する。
お腹が張ることはやはりあってとんぷくを飲んで過ごした。
退院して一週間目の21時ぐらいから腰が痛くなって横になる。次にお腹が痛くなってくる。これはただことではないと思い、アプリを使って時間を測ると5分置きに陣痛が…病院に2時に連絡を入れてタクシーで病院に。やはり少し破水をしてるようだった。すぐに陣痛室に。
痛さと格闘をしながら12時41分元気な男の子が産まれました。早産のわりに2842グラムありました。
私は検診に行って体重が、一気に増えたのを気にしてよく歩いていました。体重が増えるのは赤ちゃんが大きくなっている証拠だったのに。あまり気にせず、安静しているときっと切迫早産になってなかったのではないかと反省をしています。