23歳スピード安産!
もうすぐ生まれるのかな?と気付いたのは、子供の誕生日になる日の12時間前。なんとなく腰が重く、お手洗いに行ったらおしるしがきてて、そろそろなんだなと意気込みました。それから2時間後くらいに段々と、いつもの張る痛みとは別の痛みを感じるようになり、念のために間隔を測ってみたら正確ではないものの平均して10分間隔でした。病院で何度も「連絡は5分間隔になったら!」と言われていたので、このまま陣痛に繋がればいいなと主人とテレビを観ながら過ごしました。しかしドキドキそわそわしててテレビの内容は頭に全く入ってこなかったのを覚えています。おしるし確認後から5時間、いよいよ間隔が5分になる頃には、「これは陣痛だ!」と確信できる痛みになっていました。そして病院に連絡し、主人の運転する車に乗って向かいました。病院に到着し、本当に生まれるのかなと非日常的なふわふわした感覚になりながら、助産師さんに案内された陣痛室に入りました。最初は痛みの中、主人と冗談を言ったりしていたのですが、痛みが強くなるにつれて冗談なんか言えなくなりました。「痛い痛い痛い!」と声がでるようになり、子宮口は7センチまで開きました。陣痛を感じる1分間はとても辛く、主人に時計を見ててもらい「もう30秒たったからあと30秒の痛みだからね!すぐ終わるよ!」と勇気づけて貰いました。この言葉はとても励みになりました。助産師さんも驚きの早さで子宮口が全開になり、すぐに分娩室に行きました。陣痛が来ると、はやく産みたい感覚になり、自然といきんでしまいます。主人と助産師さんの掛け声に合わせて、思いっきり力を入れます。その時は痛みなんかより早く子供に逢いたい気持ちが優先していました。助産師さんに力を抜いてと促されると同時に、赤ちゃんが生まれるのを感じました。産声を聞き、達成感でいっぱいでした。涙なんか見たことない主人が泣いていて、本当にありがとうと言ってくれました。そして、ずっと私の中で一番近くにいたのに見れなくて遠く感じた娘に触れることができて、幸せを感じ「お誕生日おめでとう!生まれてきてくれてありがとうね」と伝えました。娘の誕生日は本当に大切な日になりました。
予定日が近づくと、これから本当にちゃんと育児できるんだろうかと不安になると思います。しかし、妊娠した日からあなたはもうママで、この10ヶ月立派に育児できてるんです。悪阻でも頑張って食べたから赤ちゃんは育ち、お腹を守って、赤ちゃんのためにたくさん頑張ったのは立派な子育てです。ぜひ自信をもってください。