想定外の難産
妊婦さんなら誰しも安産を祈願します。絶対に安産になる妊婦生活の方法があるのならば、妊婦さんはみんなその生活を送りますよね。
私は、妊婦検診の時に尿検査や血圧、血液検査など何も問題なくごく一般的な妊婦生活を送っていました。
産婦人科で注意された事といえば体重管理くらいです。しかし、体重増加も10キロに留めることが出来、ものすごく体重増加してしまったというわけではありませんでした。
当然、自然分娩で出産するものだと思い、陣痛ってどんなだろう?とか出産の時ってどのくらい痛いのかな?などと考えていました。
しかし、私の出産は緊急帝王切開となり想像とはかけ離れた難産になりました。
私の出産は前日の夜から始まりました。夜の23時頃におしるしが来たのを確認し、深夜の2時から陣痛がきました。朝の6時に陣痛が5分間隔になり、7時には病院へ行きました。
病院では自然分娩の為の準備をし、病室でどんどん強くなる陣痛と闘っていました。
しかし、なかなか子宮口が開かなかったので促進させるためにバルーンという処置を行いました。
バルーンは子宮口から水風船のようなものを入れ、子宮口を開く事を促すものです。
子宮口が開くと水が出てくるので、知らせるように言われ、病室で待っていました。
処置をしてから20分程度で大量の水が出てきました。私はバルーンが割れたのだと思ったのですが、実際は破水していました。
その後はすぐに先生のもとへ行き、緊急で帝王切開になると説明を受けました。
そして、帝王切開を行い無事に出産を終えました。
帝王切開になった理由は羊水混濁、つまり羊水が濁ってしまった事でした。
羊水混濁している場合、出産前に行うNSTに何らかの異常が現れてすぐに気づくそうですが、私の場合は何も異常がなかった為、発見が遅れたのだと先生から説明されました。
お腹の中の子は羊水が濁りすぎていて苦しく、早く気づいて欲しくて破水させたのではないかとも言われました。
実際なぜ破水したのかはわかりませんが、もし羊水混濁に気づかずに濁った羊水の中に赤ちゃんを留まらせていたとしたら危険だったと言われたので、よかったです。
羊水が濁ってしまった理由は、どこかで一度破水した事でした。しかし、私には破水した記憶がありません。恐らく、おしるしが来た時に血と一緒に破水していたようです。
この破水が原因で羊水が濁ってしまいました。
まさか帝王切開での出産になるなんて想像していなかったので、驚きと不安でとても慌しい出産となりましたが、子供も元気に育っているのでそんな出産もいい思い出です。
後輩ママさんたちにお伝えしたいのは次の2つです。
①さまざまな出産について調べておく
私の場合は帝王切開でしたが、他にも出産時に起こる事は沢山あります。
どんな出産体験も自分の事に置き換えて考えておくと何かあったときにも慌てず、不安も少し軽減されると思うので、色んな出産体験を聞いたり調べたりしておくといいと思います。
②最後の最後まで何が起こるかわからない
私は、自分の妊婦検診が順調だったのでまさか出産がこのような難産になるなんて思ってもいませんでした。実際は、妊婦検診が順調なほど最後まで気を抜いてはいけなかったように思います。
よく「お家に帰るまでが遠足です」なんて小学生が言われていますが、出産するまでが妊婦生活です。
最後の最後に何があるかわからないのでどんなに順調でも気を抜かずにいることが大切なように思います。