妊婦の風邪の体験談

出産前のデトックス

妊娠8ヶ月の時に風邪をひいてしまいました。過去5年間ほど風邪をひいても自力で治すというのが普通になっていた私(妊娠期だったり授乳期だったりしたので)ですが、この時ばかりはかなりしんどくて産院に泣きつきました。喉の痛みから始まり、鼻水、痰のからむ咳が長引き、なによりも辛かったのは、咳をする度に尿漏れしてしまうことでした。(もともと妊娠時の尿漏れトラブルがあった。)産院で処方してもらったのは、「麦門冬湯」と「真武湯」という漢方薬。「麦門冬湯」はこみあげてくるような強い咳、少量の粘い痰がのどにからむなどの症状に効果があり、「真武湯」は体の冷え、だるさ、めまい、動悸、下痢などの症状に効果があるようです。産院で処方してもらったし、漢方薬なら安全だろう(副作用が出ることもあるらしいのですが…)と、全く服用に抵抗はありませんでした。ただ、お湯に溶かして服用したのですが、苦くて苦戦したのを覚えています。また、漢方薬はゆるやかな効果があると言われた通り即効性はなく、しばらく辛い時期が続きました。そんな時、産院の受付の方に「きっと出産前のデトックスですよ。」と声をかけて頂きました。確かに出産は何度目でも近づいてくると不安になるものです。もちろん赤ちゃんに会える楽しみもあるのですが、私の場合は不安のが大きくて、それが体に出てしまったのかもしれません。風邪がよくなっていくのと同時に私の気持ちも落ち着いてきました。今振り返ると、その時必要なデトックスだったのだと思います。

後輩ママへのアドバイス

妊娠中は薬が飲めないからと風邪をひいても我慢してしまう妊婦さんもいるかもしれませんが、無理をせず産院に言えば妊娠中に飲める薬を処方してくれますよ。もし、それでも薬を飲むのに抵抗があれば、納得いくまで相談するとよいでしょう。あとは、心を穏やかにあまり無理をしないことが大切です。お腹の赤ちゃんが「ママ、頑張りすぎだよ。ちょっと休んで。」と言っているのかも。赤ちゃんと一緒にゆっくり休んでくださいね。

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