体外受精クリニックはどう選ぶ？

ずっと早めに子供が欲しいと思っていたのと、元々生理不順だった事から、結婚直後に産婦人科に子宮・卵管検査をしてもらいに行きましたが、20代だったので、医師の方にまだ心配するのは早いと言われ、検査をしてもらえませんでした。数か月経って、まだ不安だったので、いくつも病院をハシゴしたのですが、なかなか検査をしてもらえず、6つ目の病院でやっと検査をしてもらえました。

検査してもらった結果、多嚢胞性症候群で排卵障害がある為、不妊症である事がわかり、小さな子宮筋腫も見つかりました。注射と内服薬による排卵誘発をし、タイミング療法を始めたのですが、数か月試しても結果が出ず、生理が遅れたり来たりするたびに一喜一憂して疲れてしまい、主人とギスギスと不仲になってしまったのもあり、ストレスがたまってしまいました。また、排卵誘発の副作用で子宮内膜が薄くなってしまい、そのままだと着床しづらくなってしまうと聞き1か月治療をお休みし、周りにはまだ検討するのは早いと言われましたが、子宮筋腫も心配だったので、不妊治療クリニックでの治療を開始しました。

家から電車で15分だったという事と、治療方針が気に入ったので、加藤レディースクリニックを受診しました。他院ではホルモン注射などで一気に幾つも卵子が取れると聞いたので、悩んだのですが、出来るだけ精神的、肉体的に負担の少ない治療法の方が良いと思い、選びました。すごく混んでいて、朝、病院が開く前から並び、開いてからも数時間待ちは当たり前といった感じですが、私の場合は内服薬のみの排卵誘発にしてもらったので、連日通う必要はなく、一番多い時期では週に２〜３回通いましたが（移植時と、妊娠初期の検査）、それ以外は通い詰める必要はありませんでした。

排卵直前に内服薬を飲み、座薬も使いました。その後、排卵確認できたので、一時排卵しないように点鼻薬を打ち、数日後に卵子を2つとりました。麻酔なしでの施術でしたが、私の場合は、酷い痛みという訳ではありませんでした。

主人も精子の元気がなく、奇形も多かったので、顕微授精にしてもらう事になりました。

2つの卵子に顕微授精してもらい、分割したのを電話確認し、後日病院へ再度行って移植。移植も麻酔なしでした。

痛みと言うよりは、どちらかと言うと不安感が強かったのですが、モニターに拡大映像が映し出され、現状報告をしながらしてくれたので、熱心に見ているうちに思ったより早く終わってしまいました。

施術前も看護士さん達がとても優しく対応してくださいました。

その後9週目までクリニックに通い、妊娠判定が出て、心拍も確認出来、クリニックを卒業しました。

順調に経過し、出産も無事終わり、とても元気な赤ちゃんが生まれ、もうすぐ1歳になります。