妊娠高血圧症での早産

妊娠12週くらいのときに出血があり、切迫流産で入院をして自宅安静の指示が出たりと妊娠初期はトラブルもあったのですが、安定期に入り中期からは妊婦検診でも特に問題もなく順調でした。しかし、35週の妊婦検診のときに、いつもの尿検査で尿淡白を指摘され、念のために尿を精密検査をしておくと先生に言われました。その妊婦検診の翌日にかかりつけの産婦人科から電話があり「検査結果を報告したいので来てほしい」とのこと。すぐに産婦人科へ向かい到着し、指示があったので血圧を計ると上がいつもより高めの140。先生からは「血圧も高い上に尿淡白が尋常じゃないない数値が出てる」と伝えられ、自宅には帰らせられないとのこと。すぐに入院の部屋でベッドに横にならさせ、点滴を付けられ、血圧を常時計る機械を付けられると、機械から異常を示すアラームが鳴りっぱなしで数値は150、160、180とどんどん高くなる一方。妊娠高血圧でした。このままだと母体の私が危険になるので、出産をしなければならない。しかし、35週4日だったため、かかりつけの個人病院では出産ができず、救急車で大学病院へ緊急搬送され、その翌日の35週5日、予定日1ヶ月前に緊急帝王切開で2220gの息子を出産しました。あまりの急な展開に驚くばかりでした。息子はNICUに入院。私は産後は血圧も徐々に下がり、1週間で退院。退院後は毎日NICUに通う日々でした。小さくて眠ってばかりの息子を見て、私の体のせいで早くに生まれることになってしまって申し訳ない気持ちで涙が溢れることもありました。幸いなことに、息子は順調に問題なく大きくなってくれて、3週間後退院。退院後は完母ですくすく育ち、NICU退院後の診察で驚かれるくらい大きく育ってくれました。退院後の診察も数回で卒業して、その後も大きな病気もなく先日、1歳を迎えました。今はよちよち歩きで元気に毎日歩き回ってます。妊娠高血圧になってしまいましたが、それでも無事に出産することができたこと、健康に息子が育ってくれていること、当たり前のようで当たり前でない幸せに感謝しながら、愛する息子の成長をこれからも見守っていきたいと思っています。