吸引分娩での出産の体験談

気付いたら生まれている吸引分娩

私は産後初めて母子手帳を見るまで吸引分娩だったことを知りませんでした。陣痛のクライマックスのころほとんどパニック状態だったので、どうなっていたのかよく覚えていないのです。まず陣痛が前日のお昼ごろから始まり、10分間隔になり始めた頃まで自宅で様子を見ていたのですが、キューっとした痛みが強くなって出血も始まったので、夜中に病院に向かいました。しかしまだ生まれるまでは時間がかかりそうとのことだったので、そのまま入院するか一旦帰宅するか迷いましたが、痛みが耐えられるうちは家にいたほうが落ち着くと思い、家に帰りました。ここまでで陣痛開始から半日くらい経っていて、それから実際生まれるまでさらに自宅で14時間ぐらい耐えたので、みなさんそうだと思いますが最後のほうは発狂寸前です。特に私は、最後の2時間ぐらい腰骨の痛みがひどくて、ダンプカーに踏み潰され続けているかんじでした。これがかなりこたえまして、助産師さんの指示が耳に届かなくなっていました。点滴されるのも酸素マスクをされるのも、もう触れられるのが嫌というかんじで振りほどいてしまったのは覚えています。これでは子供に酸素がいかないので危険であると判断され、破水と同時に吸引で取り上げられたそうです。夫はずっと側で立ち会ってくれていたのですが、私が限界になってしまったので分娩室を出され吸引分娩になる説明を受けたそうです。子供は無事でしたが、生まれた直後は保育器に入ってゆっくり会えなかったです。退院してからも経過を観察するために定期的に産院で診察を行っています。

後輩ママへのアドバイス

吸引分娩では一瞬でドゥルルンと赤ちゃんが出てきます。気がついたら生まれていましたが、もう正直痛みから解放されてホッとしました。いろいろ見逃してますが堪能する余裕などありませんし、無事で本当によかったです。危険にしてごめんと思いましたが自分を責めずに頭を切り替えました。

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