自閉症の診断の体験談

自閉症スペクトラムと診断されるまでの過程

市の1歳半検診(実際は1歳10か月)の時に詳しく話したいと言われました。しかし、担当の臨床心理士がひどいおばあちゃんで「あなたの愛情が足りないから、この子はしゃべらない」と言われました。上に兄がいるので、明らかに成長の仕方が違うのはわかっていましたが、聞いたことのあるようなひどいセリフを本当にいう人がいるのに驚き、その後に検査やカウンセリングを進められても断りました。家に帰って改めて考えてみると悲しくなり、主人にぶちまけながらの号泣。今でも忘れられない嫌な思い出です。

その後、自分の気持ちが落ち着いた2か月後くらいに上の子つながりの元看護士のママ友に話す機会がありました。すると「実は気になってた」と言われ真剣に考えることにしました。

「男の子だから、言葉が遅いだけ」という一縷の望みを持ちながらも、「兄と比べると」という現実もあり、その友達には「2歳になっても話さなかったら紹介して」とお願いすることにしました。

一歩を踏み出す勇気もすぐには出ず、忙しさもあり、2歳3か月で福祉施設の見学に。発達に問題のある子が、幼稚園に入る前の集団生活の練習をするという目的の、市の子育て応援の一種でした。そこに親子で週2回通い、1か月たった頃に児童福祉士の先生から療育センターを紹介され、詳しい検査を受ける予約をすることになりました。

予約も2か月待ちで、運よくキャンセルが出たので1か月繰り上げて受けることができました。しかしそれから結果が出るまでまた1か月。子供の発達を不安に思っている人の多さにびっくりしました。

検査は「乳幼児精神発達質問紙」「S-M社会生活能力検査」「PARS」、結果は「広汎性発達障害」いわゆる「自閉症スペクトラム」です。

実際は、「この月齢ではっきりとは断言できないけど、この子にはあらゆる自閉症の症状がでているから、3歳を超えたらはっきりするでしょう」と言われました。そして、その1年後に、「自閉症スペクトラム」と診断されました。

その後は、療育センターでSTを受けることになり、現在はOTも受けています。

後輩ママへのアドバイス

一番きついのは「受け入れるまで」です。受け入れてしまえば後は現実と向かい合うだけ。親がやれることなんてたかが知れています。深刻に考えすぎないで。

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