相談する勇気の大切さ
子どもが1歳になった頃から体力的にも精神的にも育児が辛いと感じるようになりました。日中、体がとてもだるく常に頭痛がし疲れていました。また朝起きてから寝るまで何もやる気がおきませんでした。子どもの食事を作らなくてはと頭で思っているのにどうしても体が動かず、私自身もお腹が空いているにもかかわらず食事をする気になれませんでした。
そして常にイライラしており主人や子どもに当たってしまっていました。怒るような事でもないのに酷く怒ってしまい、子どもを泣かせてしまいました。とても可哀想な事をしたと反省ばかりしていました。子育てをしているとイライラする事は多々あると思いますが私の場合、自分でも怒りをコントロールできないのでいつか手が出てしまうのではと不安でいっぱいでした。この頃は毎日何もしたくない、怒ってばかりの自分から逃げ出したい気持ちでいっぱいでした。
主人は仕事が忙しく育児にほとんど参加できない状態で実家も距離があったため気軽に頼れる状態ではありませんでした。なので24時間常に一人で子育てをしており、日中は大人と話す事もほぼなく、夜は夜泣きで寝不足の状態が続いていました。私は専業主婦になったのだから家事、育児を完璧にこなさなくては、こんな状態は失格だと思い周りの人はおろか主人にも相談ができませんでした。相談できない事が大きな原因だったと思います。
そんな時、子どもの健康診断で保険センターに行った際に保健師の人が大丈夫と声をかけてくれました。最初は大丈夫ですと答えていましたが、保険センターへ行くたびに声をかけてくれるので私も少しづつ育児の悩みを話せるようになりました。そこで心理カウンセラーの先生を紹介してもらい勇気を出してカウンセリングを受けるようになると少しづつ、主人や周りの人にも相談したり頼ったりする事ができるようになってきました。体力的にはものすごい楽になったわけではありませんが誰かに話せる、助けてもらえると思えるようになってからは精神的にかなり楽になりました。
辛いなと思ったら家族や友達に相談できるといいのですがそれができない時もあるかと思います。そんな時は第三者の保険センターの保健師さんや先生に相談するのも一つの手だと思います。助けてもらう事は恥ずかしい事ではありません。話を聞いてくれる人がいる、助けてくれる人がいると思えるだけで楽になると思います。