育児ノイローゼの体験談

育児ノイローゼ体験記

私の育児ノイローゼは、今思うと産後の入院中からはじまっていたように思います。私は妊娠中からずっと「自分が母親になる」と言う実感を持てず、どこか他人事でした。そんな私が緊急帝王切開で出産をしたので、そのまま「産んだ実感」も持てず、急に「お母さん」と呼ばれる人になりました。授乳の悩みなどはありましたが、入院中はいつでも助産師に聞くことが出来たため、そこまで深刻には考えていませんでした。ですが、周りに人がいるにも関わらず、毎日が不安で仕方なく、慣れない入院生活に「早く家に帰りたい」気持ちと「家に帰ったら1人で育てなければいけない」と言うプレッシャーで押しつぶされそうで、主人が面会にくると帰りには必ず泣いていました。退院当日から2日間は主人が休みで一緒にいてくれたので大丈夫でしたが、3日目、本当に1人になってからは地獄のようでした。まずは授乳。病院で混合であげていたため帰ってからもそうしようと決めていましたが、さて、何ミリのミルクをあげたらいいのかわからない。スケールもないので何ミリおっぱいを飲んだのかわからない。病院では3時間おきに授乳するように言われていたので、3時間おきにあげようとしますが、寝ていて起きない。おっぱい→ミルクの順で「あげなければいけない」と思っていたので、眠そうにウトウト起きた我が子がまずおっぱいが飲めないとパニックになる‥。とにかく何もかもわからないので焦る。そして、全て予定通りにいかないとどうしたらいいかわからなくなる。今思えば、もっと色々臨機応変に考えられたら良かったのにと思いますが、とにかく必死で、ネット検索ばかりしていました。ネット検索も、結局「自分がしている事が正しいのか」を探しているような状態で、「同じ意見が出るまで探し続ける」だけなので、本当の正解にはたどり着かず。そもそも育児に正解なんてないのに、素人の意見に右往左往していました。毎日答えのない問題が山積みで、それだけでも充分辛いのに、丁度自宅マンションの外壁工事が重なり、息抜きにベランダに出て外を眺める事もできず、本当に「この世に赤ちゃんと2人で取り残された」ような気持ちになっていました。私が外に出られるのは、主人が帰宅してからでしたので、日中も暗い部屋、外に出ても夜で、気持ちもどんどん暗くなっていきました。そのうちに上手く笑えなくなり、体重も日に日に落ちてやつれた印象になっていきました。それでもやっと1ヶ月経ち、検診で子供を連れて産院へ行きましたが‥愕然としました。同じ月齢で集まった他の赤ちゃん達がみんな小さかったのです。出生体重が違うのだから当たり前の話なのですが、本当に驚き悲しくなりました。我が子の体重は至って正常だったにも関わらず、私は「私がミルクをあげすぎたせいで、この子をこんなに太らせてしまった」と自分を責めました。1ヶ月間頑張ったつもりだったけれど、母親失格だと悲しくなりました。少しずつ自信を失った私は、ついに自殺を考え始めました。遺書代わりにムービーも撮りました。でも死ねませんでした。27時間の分娩時間をかけて私を産んでくれた母を思うと死ぬわけにはいきませんでした。しかしその後も何度も死ぬ事を考えながら出口の見えない毎日を過ごしていました。そんな中迎えた3・4ヶ月検診で、あまりにも鬱々とした私の状態を「おかしい」と感じて下さった保健師さんが、カウンセラーの先生と話すことを提案してくださり、少し話をすることに。「悩んではいるけど、この気持ちをどう話したらいいのかわからない。」そんな気持ちで先生の前に座りました。先生はただ「どうですか?」と聞きました。その言葉を言われた瞬間、涙が止まりませんでした。思った通りにいかない、辛い、寂しい‥言葉と涙がどんどん溢れて、気付いたら1時間以上も話していました。先生からは「よく死なないで会いにきてくれたね。辛かったね。あなたは頑張り屋さんだから、とことんやりすぎちゃったのかも。でも大人だって毎日同じ時間に同じように動けないでしょ?赤ちゃんも一緒。上手くいかなくても、まぁいっか。試しにこうしてみようってやってごらん」とアドバイスをいただき、帰路に着きました。そこからしばらくは「試しに◯◯しよう」と声に出して実践しました。最初こそ、授乳の時間やミルクの量など、いつもと違う事をするのが怖かったのですが、気付くとそう言わなくてもできるようになっていました。私はそこで初めて「自分が決めたルールに勝手に振り回されていたんだ」と気付く事ができ、そこから私は急速に回復することができました。

後輩ママへのアドバイス

育児ノイローゼは誰にでもなる可能性があります。まさか自分がなるとはおもってもいませんでした。私は母や友人ではなく、第三者に話を聞いてもらう事で気持ちを整理することができました。今育児で少しでも辛いことがある方、誰でもいいのでたくさん話をしてください。そして、なるべく外に出てください。頑張りすぎなくても子供は育ちますよ!無理しないでください!

参考になったらここをクリック(ログイン不要)
\ あなたも体験談を投稿しませんか? /
次の体験談へ
\ あなたも体験談を投稿しませんか? /