育児ノイローゼ

息子は生後１ヶ月のころからあまり寝ない子でした。
初めての育児で赤ちゃんは寝るものだと思っていたので
寝れないのはなにか理由があるはずと思い、何度も授乳、おむつチェックをしてみても寝ることはありませんでした。
生後２か月になると寝ぐずりが始まり、眠たくなるたびに泣き叫ぶようになりました。
抱っこでゆらゆら、リビングを歩き回って何十分も泣いた後やっとウトウトしたなと思い、布団におろすとすぐ起きてないていました。
なにがいけないんだろう。どうしてこの子は寝れないんだろう。なんでこんなに泣いているのに私はなにもしてあげれないんだろう。そう思うと親として情けなくて泣けてきました。
生後３ヶ月になるとますます寝ぐずりはひどくなり、眠りはあさくなりました。
１時間泣いてウトウトしてもソファーに座るだけで目を覚まし泣き出す。
それが１日中続く日が１週間たったころから、泣き声を聞くだけでイライラがとまらなくなり
「お願いだから寝てよ！」と息子に怒鳴ってしまうときもありました。
怒鳴ったあとは息子に申し訳なくて、自己嫌悪に陥り、自分が許せなくて泣けました。
欲しくてほしくてやっと授かった息子なのに、どうしてこんなにイライラしてしまうのだろう。
どうしてもっとわかってあげれないんだろう、寝かせてあげれないんだろう。
そんな思いで胸が張り裂けそうでした。
息子は泣くときはすごい力でジタバタあばれ、抱っこものけぞる子でした。
でも布団におろすとさらに泣き叫ぶ。もうどうしていいかわかりませんでした。
私の抱っこがそんなに気に入らないのか。私のことが嫌いなのか。
そんな考えばかりが頭の中でぐるぐるしていました。
息子が泣いても、笑っても、寝ていても。顔を見ると泣けてきて。
わけもなく毎日泣いてました。
そんな時、私の姉はとても心配してくれて週に２、３回家に来て育児を手伝ってくれました。
「自分の子だから心配で、何とかしたくて、泣き声が異常なくらいイライラするんだよ。ちゃんと子供を愛している証拠だよ」
「子供もママに思いっきり甘えてるのかな？きっとどこまで許されてるかママを試してるんだね」
と声をかけてくれました。その言葉にすごく救われた気がします。
時には私が姉の子供（２歳）と遊び、私の子を姉が抱っこしてくれるときもあり、
「どんな子でも大きくなるよ。抱っこできるのも今のうちだから思いっきり抱っこしてあげたらいいよ」
と言ってくれました。
姉の支えがあって何とか育児ノイローゼを乗り越えることができました。