生理がこない!待望の妊娠?しかし…
30日周期で元々生理不順などはなかった私。
もしかして妊娠?と思ったのは生理が来ずに一週間過ぎた頃でした。
妊娠検査薬も使い、うっすら線が入ったことを確認。
パッケージの例とは違ってとても薄いけれど、妊娠週数が少ないからはっきり出ないのだとその時は思っていました。
産婦人科で最初の尿検査と子宮の確認。
緊張しながら先生の顔を伺うと何故だか神妙な顔をしていました。
「妊娠はしています。だけと最終生理日から計算して妊娠5週目なんだけど、胎嚢がまだ見えないね」
事前にいろいろ調べていた私は、産婦人科に行くのが早すぎると胎嚢確認出来ないこともあることは知っていました。
まさか自分がそうなるとは思ってもいませんでしたが、その時はとても冷静でした。
「また来週確認しましょう、その頃には見えるかもしれないし」
そして妊娠6週目にあたる日、また私は産婦人科を訪れました。
「やっぱり見えない。来週まで待つのも良いが、総合病院を紹介するから詳しく見てもらおう」
ショックでした。
子宮外妊娠かもしれないし、もしかして見えにくいところで着床しているかもしれない。
早い方がいいと翌日に総合病院の予約をとってもらい、いろいろ考えて寝ていた次の日の朝方でした。
起きるとドロっとした生理の時の様な感覚が脚を伝った気がしました。
「血が出てる!」
念のためにつけていた生理パットに血の塊のようなものが付き、生理よりは多めの血が出てきていました。
慌てて予約をとってもらっていた総合病院に時間外に駆け込み、緊急で対応してもらいました。
子宮を確認してもらうと、
「自然流産してしまっています。赤ちゃんのお布団になる部分しか残っていないので、子宮の中綺麗にしますね」
はいとしか言えなかったと思います。
妊娠週数が少ない時の流産は母体の影響ではなく、仕方が無いことなのだと説明も受けました。
胎嚢が確認出来なかった理由は結局はっきり分からずじまいでした。
もし、胎嚢確認出来ず私のようにだめになってしまっても、その時に諦めないようにしてください。
私は流産の後、水子供養にいって「またかえってきてね」とずっと祈っていました。
流産した時に先生に言われた「母体のせいではない」という言葉にも救われたと思います。
私はそこから半年後再び妊娠して出産することが出来ました。