過酷な双子妊婦生活・出産記
12週で双子だと医師から告げられ、35週で産んだ私の記録です。
妊娠当初から初産(単体児)で帝王切開だったので今回も帝王切開になる事を告げられていたので、帝王切開での出産になる事はわかっていました。
なので二人のお腹の中での位置を気にしないで過ごせた事は良かったかなと思っています。
逆子だったら・・・などは全く考える必要がなかったのです。
毎回2週間ごとの検診でしたが、常に切迫早産気味だから安静に・・・と言われていました。
できるだけ安静に過ごし、処方された子宮の収縮を治めるための薬【ウテメリン】を出産一日前まで投与(飲み薬、点滴)していた状態でした。
そして妊娠24週の時にお腹の張りが強くなり、そして回数が頻繁になったため検診を受けたその日にそのまま管理入院になりました。
飲み薬では抑えられなくなったこと、上の子がいるので安静にとはいっても絶対安静にはならないからという理由からでした。
車いすで病棟に連れて行かれ、その場で点滴をされ入院生活が始まりました。
ウテメリンの副作用はあまりきつくは感じなかったのですが動悸は酷く、普通に生活していたらありえないといわれるレベルの頻脈に苦しめられました。
お腹の中の双子の状態は健康そのもので週数通りの成長をしてくれていたのが救いでした。
そして35週で女の子の双子を帝王切開で産みました。
上の子が2384グラム、下の子が2268グラムでした。
早産だったこともあり体重が二人とも少し足りなかったのと(低体重出産児)少し黄疸が出ていたのと自発呼吸が二人とも弱かったという事でNICU(GCUも含む)に3週間ほど入院しました。
毎日母乳を届けるという条件で私だけは先に退院させてもらいましたが大変な日々だったと思います。
自宅から片道1時間くらいかかる病院に毎日母乳を届けに行くという事は帝王切開後の体にはきつかった事を覚えてます。
それでも、今現在双子は2歳になりましたが元気に成長してくれています。
結果的に三か月の入院生活となりましたが病院にいるという安心感はありました。
双子を妊娠したと医師から告げられた時は個人病院に通っている妊婦さんはNICUを併設している総合病院に転院するとその後の事が安心だと思います。
たとえ遠方でも命には代えられないと思いますので・・・
私自身は初めから持病もあり、前回も帝王切開だったという事で初めから個人病院は視野にはなかったのですが・・・
パニック障害、過換気症候群を持ちながらでも精神科領域の薬は服用せずに妊娠生活を過ごせたのはきちんとその事について対処してくれた病院だったからです。
自分に合った病院を探すのは容易ではありませんが納得いく病院を早期のうちに見つけられるとその先の妊婦生活が安心して過ごせると思います。
ただ、双子妊婦に安定期はありませんので本当にのんびり過ごすのが切迫早産にならない秘訣なのかなーと思います。
仮に管理入院生活になっても、それはそれで安心できるので大丈夫です。
毎日おなかの赤ちゃんの心音が聞けるのは入院していなかったら難しいので。
こんな人間でも双子を出産することができましたので気は抜かないで、でも安心して妊娠生活を過ごしてください。