無痛分娩での出産(全般)の体験談

初めての出産、無痛分娩を選んで良かった!

私の住んでいるベルギーでは、無痛分娩が割とポピュラーで、自然分娩の方が珍しいとの事なので、麻酔科の先生の説明をよく聞いて、無痛分娩という選択をしました。医師からの説明によると、頭痛などの後遺症が出る可能性はあるが、出産時に痛みが少ない分、無駄に体力を消耗しないので、効率が良く、出産時の雰囲気も、苦しい、辛いもの、というよりは、笑顔で、出産に望むことが出来る。もちろん麻酔が効かなくて、すごく痛みを感じる場合もあります、との事でした。ベルギーの友達からも、無痛分娩を選んで麻酔をしたが、全然効かなくて、結局は悪夢のような出産になったと聞いていたので、やはり不安は感じていましたが、痛みを感じ産むのが当たり前の出産、少しでも楽になれるならラッキー程度に考えていました。妊娠36週目に自宅で破水し、病院に駆け込むと、その日に出産する事になりました。もちろん麻酔科の先生も来られて、痛みを強く感じるようになったら麻酔をすると言われました。私的には何回も痛いアピールをしたつもりでしたが、麻酔を打ってもらえたのは陣痛の痛みが背中のあたりまで来た時でした。背骨に太い麻酔の注射を打ってもらうのですが、何せそれが物凄く痛い。2回くらい刺されました。麻酔を打ってもらう瞬間は、「こんなに痛いなんて」と、無痛分娩を選んだ事を後悔したくらい、痛すぎて、涙も出できました。ただ、その痛い麻酔を乗り越えると、今まで腰のあたりまで来ていた陣痛の痛みが嘘のように和らぎ、分娩室をゆっくり歩き回ることも出来るようになりました。ただ、痛みが完全になくなる訳ではありません。陣痛がくると多少は痛いです。子宮口も開き、さぁ出産、自分でも陣痛が一定の間隔が来るのを感じるので、それに合わせて、医師の指示に合わせていきむ。痛みが少ない分、リラックスして、冷静にいきむ事が出来ました。本当にスムーズに進み、麻酔科の先生のおっしゃっていた通り、笑顔で出産を終え、もの凄い想像をしていた主人も隣でびっくりしていました。ただ、赤ちゃんに会った瞬間に感動の涙が出たことだけ、本当に素敵な出産になりました。赤ちゃんも、早産だったため若干小さかっただけで、いたって健康、何も問題はありませんでした。

後輩ママへのアドバイス

出産って、本当に不安だと思います。でも私は無痛分娩を選んで良かったと心から思います。お腹を痛めて産むから母は偉大なのだとか、色々と言われますが、体力を温存した無痛分娩、痛みが少ない分、他にも見えることが色々あって、記憶に残る出産。それも良いと思います。充分に検討して、自分らしい出産のスタイルを見つけてほしいです。

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