初めての陣痛はフルコース

40週0日ちょうどで、陣痛より先に破水し病院へ行く。破水すると細菌が入らないように、陣痛がなくても入院の必要がある。

微弱陣痛(生理の痛みくらい)が続き、なかなか子宮口が開いてこない。まだヘラヘラ笑っていられた。看護師さんにも「その笑顔が出るようじゃまだまだだなぁー」と言われる。

丸1日陣痛促進剤の点滴をやる。これが痛い...。叫びまくっていた。人生で初めての激痛。ベッドの足元の板を壊しそうなくらい蹴りまくった。

しかしまだ子宮口5cmほどで開かず、夜になってしまったので一度点滴を止める。

5分間隔くらいの陣痛(促進剤が入っていない間は叫ぶほどの痛みではない)と戦いながら一晩うつらうつらする。

翌朝から再び点滴開始。ついに子宮口が開いてきて痛みMAX！やっと分娩台へ。陣痛室から分娩室までは自力で歩く。無理。看護師さんと旦那に全体重をかけて支えてもらいながら歩いた。

分娩台でも叫び続けていたため、背中から痛み止めの注射を入れてもらう。それでも痛いが叫ぶのは我慢できた。

昼すぎ、もう疲労がピークになり、上手くいきめない。ついに吸引カップが児頭にはめられ、吸引しながら、胃のあたりを看護師さんがぐーっと押す。嘔吐したり、一時過呼吸になったり、酸素をやって、ようやく赤ちゃんと対面できた。ハッピーバースデーの曲を流してくれて、感動で大号泣。

ちなみに、背中からの痛み止めの注射のおかげで、吸引カップ取り付けのときや、出産後陰部を縫うとき、胎盤排出のときは全く痛みはなく、赤ちゃんとの対面だけに集中できた。