妊娠と甲状腺機能低下症(橋本病)【橋本病】
私は妊娠中橋本病にかかりました。甲状腺の病気です。今まで、妊娠と甲状腺が関係しているなんて全く知りませんでした。私がかかっていた産婦人科では、妊婦健診の初期採血の時に甲状腺の項目があり調べてくれていました。妊娠すると甲状腺の機能が低下しやすくなるそうで。数値が低かったため、近くの甲状腺専門クリニックに紹介してもらい詳しく検査をしてもらいました。幸い薬の処方はありませんでしたが、定期的に通院するよう言われました。橋本病にかかると、赤ちゃんが大きくなりすぎてしまうこともあるらしく、出産するまでは2ヶ月に一度ぐらいのペースで通院しました。妊婦健診とはまた別に通院するのは大変でしたが、専門医に診てもらう事で不安感は最小限に抑えられたように思います。橋本病の逆でバセドー病にかかると、赤ちゃんも同じようにバセドーにかかってしまうこともあるそうで、甲状腺の機能のトラブルは軽視してはいけないなと感じました。
実はお産後私はバセドー病になってしまいしんどい思いをしました。子どもが3ヶ月頃、疲労感がひどく、体重が3〜4kg減り、汗が尋常ではない程出てしまい。育児の疲れかと思っていましたが、バセドーのせいでした。あまりにもしんどくて、私は育児には向いていないのではと落胆してしまう程。病名が分かり薬を飲むことで嘘のように回復し、気持ちも落ち着きました。妊娠中、甲状腺機能に何かしらあった方や、体調がおかしいなと思ったとき、甲状腺の専門クリニックにかかると言うことを頭の片隅に置いておいてほしいなと思いました。
妊娠中は普段よりも感情のコントロールがとりにくく、ちょっとしたことでも気になってしまいがちです。でも一人では絶対悩まず、周りの人の意見やアドバイスを聞いて少しでも自分の心を落ち着かせてあげて下さい。可愛い我が子に会うために!