産前に鬱病になりました。【産前うつ】
妊娠8か月くらいになるあたりに、心身の不調がひどく、食事が不規則、夜不安で泣いてしまう、寝付くのが怖い、赤ちゃんを産んで育てるのが不安、妊娠したことを後悔して子どもに申し訳ないなど思ってしまうなど、明らかなマイナス思考の症状があり、その症状がどうしても気になって、産院に相談して出産前に精神科で診察を受けました。
鬱症状のこれ!という原因はわかっていたので、話をすると、理由ははっきりしている、だけど、考え方の顛末などの方向性が鬱の症状が出ている、というので、産前うつと診断を受けました。
妊娠中でも胎児に影響のない漢方薬を投薬していただき、1か月ほど服用したら、心もすごく穏やかになりました。
精神科に通ったのは1か月半のうちに2回ほどで通院は終了しました。
相談をした市の保健師さんや分娩予定の産婦人科病院、そして鬱の診断をし処置していただいた精神科のクリニックで連携をしていただき、直接先生同士で連絡をとってもらったようで、無事に通っていた個人産婦人科で普通分娩で出産できました。
産後である今は鬱症状はほとんど出ていませんが、いただいた漢方薬はちょっと鬱症状がきつく出ているときにお守り代わりに飲むようにしています。
私は子どもが生まれると病院に行きにくくなるからな〜と思い、歯医者に通うような気楽な思いで精神科で診察を受けたいと分娩予定の産院(個人病院)に申し出したのですが、鬱患者は基本、個人病院では産めず、精神科と産婦人科が一緒に入っている総合病院での分娩になるそうです。(個人病院だと、鬱症状が出た患者のケアができなかったり、ほかのママさんに影響がもたらされるリスクがあるため)
そのため、今回、妊娠後期で精神科を受診したいと産院に相談したとたんに「うちでは鬱患者は分娩できない」と他の病院への妊婦検診受診や分娩予約を推奨され、精神科に通院している間は2週間おきの妊婦検診も受けられない状況が続きました。
その時期は私も病院でたらいまわしに遭い、分娩できるのかとても心配な日々を過ごしていましたが、精神科の先生と分娩予定の産婦人科の(個人病院の)先生と直接電話で話をしてくださり、無事、通っていた病院で出産できました。
たぶん、私の場合は本当に運がよく、軽いうつ症状で治癒でき、普通分娩でも差支えないよと諸先生方が連携をしてくださりご配慮くださったので転院せずでよかったのですが、場合によっては産院を転院(しかも自分で病院を探さなくてはいけない)という場合も考えられますので注意です。