声も出ないくらいの地獄の苦痛【卵巣頚捻転】
当時私は妊娠7ヶ月でした。前の年に長女を出産していて、子育てをしながらの妊娠でとても大変な思いをしていました。身重の体で1歳の甘えたいさかりの娘の相手をしながら、腰痛を抱えて家事のすべてをこなしていました。幸い旦那が優しい人で、本当にしんどくて耐えられない時は実家に帰してもらっていました。しかしその日はアパートで長女と二人っきりでした。長女は布団の上で転げまわって遊んでいました。私はカマってあげたくて、一緒に1.2回でしたが転がりました。そして、しばらくしてきたら額に変な汗をかき始めたのです。なんだかおかしいなと思っているうちに、お腹が痛くなってきて、もしかして陣痛かな?と不安になりました。しかし、その痛みはあまりの激痛のせいか体の全てが、敏感になったように全身に激痛が走るのです。次第に痛みのあまり身動きがとれなくなってきました。ものすごい冷や汗が体から流れてきます。どう考えても陣痛とは思えなかったので、旦那に電話して早退してきてもらいました。そのままかかり付けの病院に行くと「卵巣頚捻転」だと言われました。これはものすごい激痛を伴う病気らしく言葉の通り、卵巣に繋がる頚と言われる管の部分が捻じれてしまったとの事。ほっとくと捻じれた部分が死んで腐ってくるから、そうなったら子どもの命も危うくなるので、大手術になりますと言われました。しかし、軽ければ寝返りを打っただけで、治る可能性もありますとの事でとりあえず入院になってしまいました。看護師さんからは「よく耐えてますね。あなたはとても我慢強いわ。ひどい人だと痛みで半狂乱になってくる人もいるのよ。」と言われました。単に私は言葉も出ないくらい、反応も示せないくらい痛かったんです。それから入院中、痛みを感じない寝方で横になっていたら、2日目には治っていました。レントゲンで見て貰ったら捻じれが治っていたそうです。なので結局、すぐに退院となりました。
いくら元気だからと言って、妊娠中の子どもとの激しい遊びには気をつけましょう。そして、辛い時はきちんと「助けて」と助けを求めて下さい。