子宮外妊娠の体験談

思いもよらない子宮外妊娠

子宮外妊娠・・この病名は実際、自分の身に降りかかるまで、名前も全く知りませんでした。
上の子が3歳になり、そろそろ兄弟姉妹が欲しいなぁ、と子作りスタート。3ヶ月後に妊娠兆
候が出て、すぐさま産婦人科へ。血液検査の後、エコー検査をしました。その時に先生の表
情が一瞬曇ったのを見逃しませんでした。嫌な予感がしました。
子宮に胎のうが見えない、そして右の卵管に影が見えると言われました。
そして、ここではより詳しい精密検査は出来ないので、総合病院を紹介され、翌日には総合
病院にて改めて検査をしました。その時までは、まだ”子宮外妊娠”の事をよく理解してなかっ
たんですね。心のどこかで「なんとかなるんだよね・・」というような、ふわっとした気持ちだった
のを覚えています。そして、検査後先生より、はっきりと、即手術が必要なこと、すでに卵管の
ところに着床した受精卵が大きくなっていて、いつ破裂してもおかしくない状態で母体が危ない
、と宣告されました。
その時に初めて、自分の身体に起こっている事態を理解して、大泣きしてしまいました。
妊娠6週目に入った時でした。
子宮外妊娠、けれど心拍はあったんです。ちっちゃな命がそこに芽生えていたんです。
わたしたちのところに来てくれた、それなのにお別れしないといけないなんて・・・。涙が止まり
ませんでした。
翌日、全身麻酔の上、右の卵管とともに赤ちゃんを摘出しました。
全身麻酔から目が覚めると、心にぽっかり穴が開いたような喪失感に襲われました。
その時に先生から「子宮外妊娠は誰でも起こりうることだから自分を責めないで」と声をかけ
られました。その言葉にどれだけ救われたか・・まさしく自分を責めようとしていたので・・。
そして「上のお子さんのお母さんだよ」とも。それでハッとしました。そうだった、私にはこのと
びっきり可愛い笑顔のこの子がいる。
そう気持ちを切り替えたお陰で立ち直るのも早かったように思います。
手術は腹腔鏡手術だったのですが、やはり患部は数日間痛みました。その後は薬物療法と
して、臀部にmtxという抗がん剤を投与するといった治療のため一ヶ月入院しました。
この先も妊娠を見込めるメリットがあるということで、副作用の心配もあったのですが、先生
から勧められ、この治療法を選択しました。
子供たちの屈託の無い笑顔を見ていると、しあわせいっぱいな気持ちになります。
でも今でも不意に思い出します。
ここにもう1人いたかもしれない。その子の顔も見たかった・・そう思うと胸が詰まり、涙が出
てきます。
でも、このことで“命をはぐくむ”これがほんとうに奇跡なのだと痛感しました。
お腹に宿ってくれる命も、その命を10ヶ月はぐくむのも、無事に生まれてきて健やかに育って
いく命も、全部本当に奇跡な事なのだと。だからこの今ある、かけがえのない“命”を愛しんで
いきたい、そう気持ちを新たに強く持っています。

後輩ママへのアドバイス

当たり前のようで当たり前でない”妊娠”そして”出産”。こういう予想外の事態も起こりうることもあるんですが、子宮外妊娠は決して怖い病気ではないです。きちんと的確な治療を受ければ何も心配はないので、どうか自分を責めたりはしないでくださいね。

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