子宮頸管無力症の体験談

子宮頸管無力症からのシロッカー手術

私が子宮頸管無力症との診断をされたのは2人目の妊娠13週の頃でした。

1人目の子が早産で35週で産まれ、その原因は子宮頸管無力症の疑いがあると言われました。

症状としては無自覚で子宮頸管が短くなってしまうのですが、診断をされてからはとにかく安静にしていました。

そして子宮頸管無力症の診断と同時に担当の先生から『前回のこともあるので、15週までにシロッカー手術をすることをおすすめします』と言われました。

シロッカー手術とは、簡単に言えば子宮の入口を糸で結んで頸管が短くなるのを少しでも防ぐ手術です。

しかしこれにはリスクがあり、流産、破水、お腹の張りや出血があるかもしれないとの説明を受けました。

私は1人目の子の時にお腹が張っても安静にせずに動いてしまい、結果食事もトイレもベッド上で起き上がることすら禁止の重度の安静で入院し、強い張り止めの点滴をしていたにも関わらず早産になってしまいました。

リスクはありますが、この手術がうまくいけば前回のような事態は防げるかもしれないとのことで、手術を受けることを決めました。

手術はだいたい1時間ほどで、麻酔は全身麻酔ではなく下半身麻酔なので意識があり、多少縫われている感じはありました。

この手術で1番大変だったのは、手術前夜21時から手術の次の日の昼12時まで飲食禁止だったことです、久しぶりに食べたおかゆは本当においしく感じました(笑)

出血はあったものの、特に問題もなく手術は成功し、1週間で退院できました。

そして何事もなく安定期を過ぎ、検診に行った30週のある日、子宮頸管が少しずつ短くなってきていると言われました。

シロッカー手術を受けたからと言って必ずしも子宮頸管が短くならない、早産にならないとは言えないようです。

それからは毎日横になって安静にしていました、上の子がいたので動かざるを得ないこともありましたが、主人や実家、義両親を頼ってなんとか家で様子を見ていました。

しかし34週の終わり頃頸管の長さが2.5cmを切ってしまい入院となりました。

また重度の安静だったら…と不安になりましたが、今回はシロッカー手術の糸のおかげでなんとか2cm前後を保つことができていたので、食事もトイレも基本的に座ったり歩いてオッケーでした(点滴は24時間必須でしたが)。

最終的には点滴の速度が早まったりして不安で眠れない日が続きましたが、無事に36週1日に予定帝王切開で出産しました。

36週なので早産に入るのですが、赤ちゃんは元気だったので保育器にも入らず3日目から母子同室、10日目に一緒に退院することができました。

子宮頸管無力症の診断を受けてから手術をしたり不安で仕方がありませんでしたが、母子共に無事で本当に良かったです。

後輩ママへのアドバイス

とにかく、絶対に無理はしないでください!

仕事があるから、上の子がいるから…動かなきゃいけないことはたくさんあると思います。

でも、お腹の中の赤ちゃんを守れるのはお母さんだけです。

そのお母さんが無理をしたら赤ちゃんは苦しい思いをします。

旦那さんや御家族、頼れる人に頼ってください。

そして不安なことは先生や助産師さんにどんどん話してください。

もし周りに経験した人がいなくても、世の中にはたくさんいます。

子宮頸管無力症はお母さんのせいではないので、もし診断を受けてもご自分を責めないでくださいね。

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