子宮頸管無力症の体験談

思いがけない4カ月の入院生活

第2子妊娠で、定期的に検診に行っていました。20週の検診時、先生は焦りながらもゆっくり話はじめました。「赤ちゃんが降りてくる道まで短すぎて大変危険です。A総合病院(NICUがある)へ今すぐこのまま行って下さい」と。胸騒ぎがしながらも行きました。A総合病院で診察を受けそのまま入院となりました。この日から、点滴をし、トイレ以外は歩くことが禁止されました。

頸管を結ぶ手術をしますと説明があった気がします。手術のために、何度も血液検査を行うも、炎症反応が出るとかで手術がなかなかできません。その間の内診では「いつ出てきてもおかしくない」や「頭が見える」や「頭が触れる」と言われ、最悪流産、死産、早産で助かっても障害が残る可能性が高いでしょうと説明まで受けました。考えたくもないけど覚悟もしました。とにかく、1日中ベッドで過ごし、いつできるかわからない手術を待つという、先が見えない日々が続きました。

そして、入院から21日後「急ですが明日手術しましょう」と。あれだけ望んでいた手術なのに、いざできるとなると今度は術後の張りで流産しないかなどまた、不安になりましたが、あとは先生や看護師さんにお任せです。

手術は無事終わり、多少の張りに悩まされたものの1週間後にはほぼ落ち着いてきました。そして、30週ころには点滴もはずれ、1日1回という条件つきで院内のコンビニに行くこともできるようになり、気分転換できるようになりました。

第1子が37週で産まれたこともあり、この子は「抜糸したらすぐ産まれる」や「入院中に産まれる」とかいろいろ言われましたが、なんと誰も予想しなかった40週に無事何事もなく産まれ、現在2歳半とても健康です。ちなみに、私は当時37歳の高齢出産でした。

後輩ママへのアドバイス

今、この記事を読んでいらっしゃるということは、病院でなにかしら言われ、不安になったり、難しい言葉を聞いて調べて一喜一憂したり、涙が出たり、なぜ私がと思ったり、悪いことばかり考えたりしてませんか?

私もそうでした。でも、内診やエコーで赤ちゃんの元気な姿を見て「赤ちゃんも頑張ってるなぁ、ママも頑張るよ!」と励まされました。

「危ない」と言われながらも私自身が感じたことは、「赤ちゃんの生命力は意外と強い」です。

だから、きっと大丈夫です。だって、あなたの赤ちゃんですから。

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