子宮頸管無力症の体験談

突然の入院でした。

22週の時に検診に行き、内診されている時に、カーテンの向こう側でバタバタと先生達が動きはじめて、内診台でそのままエコーをされました。その後、子宮頸管が短くなっている事と、このままでは産まれてしまうかもしれないとの事で、周産期センターに搬送されて、即入院となりました。そこで詳しい検査をしてもらうと、何も感染していない事と陣痛などもきていない事から、子宮頸管無力症の可能性が高いと言われました。その頃私生活では引っ越しなどで大忙しで、毎日バタバタ動き回ったりしていました。お腹の張りもあったのですが、初めての妊娠で、妊婦はお腹が張るものだと勘違いしていて、そこまで気にしていませんでした。
子宮頸管を縛る手術もあると言われましたが、今の長さではリスクがあることと、最近は縛ることで本当に効果が出るとは限らないというのが言われていると説明されて手術はしませんでした。子宮頸管無力症と診断されて、その次に赤ちゃんを望む場合は、妊娠した後適切な時期に前もって子宮頸管を縛る手術を受ける方がいいかもしれないと教えてくれました。
入院してから1ヶ月程は、お腹の張りもなく、子宮頸管も1センチ弱を保っていました。そこの病院では、絶対安静という事もなく、病院内であれば自由に動けることができました。2ヶ月程経った30週の頃に急にお腹が張りだして、ウテメリンとマグセントの点滴が始まり、赤ちゃんの肺の成長を促すステロイド注射をしました。その頃にはすでに子宮頸管は0ミリで、子宮口が指一本分くらい開いている状態でした。そこから34週までに子宮口が1センチまで開きましたが、その病院では35週をこえていて、赤ちゃんが2000グラム以上で自発呼吸できればnicuに入ることも保育器に入ることもないということで、一旦退院させてもらいました。36週までは自宅安静にと言われていましたが、36週の後半に破水して無事に産まれてきてくれました。入院生活は長くて辛い時もありましたが、元気に生まれてきてくれた我が子を抱いた時に、入院中もいい思い出に変わりました。

後輩ママへのアドバイス

子宮頸管無力症はほとんどが自覚のないものだそうです。妊婦検診にきちんと行くことで、早産になる前に気付き予防できるかもしれません。
もし入院になってしまっても、それは永遠に続くものではなく、終わりがみえています。赤ちゃんのためにゆっくり過ごせる時間だと思って乗り切ってください。

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