チョコレートのう胞と診断されて2年半
自分自身ではまったく症状がなかったですが、子宮がん検診で内診をしたときにエコーで初めてチョコレートのう胞があるということを知りました。
そのときに卵巣の内部に固形物が映っていて血液検査でCA125という腫瘍マーカーを調べたら200もあり(普通は35くらいが上限)、悪性の可能性として日赤病院に紹介状を書かれました。
日赤でもエコーで固形物が映っており、MRIや血液検査などを後日行い検査結果を聞いたらMRIにはなにも映っておらず血液検査でもガンの可能性は低いと言われてリュープリンという閉経させる注射を半年打ちました。
3cmと6cmあった両卵巣ですが、半年後にはどちらも2cm近くに小さくなりその後ディナゲストという黄体ホルモンを2年飲んでいます。
4か月ごとに内診をしていますが、2月に行ったエコーでは両卵巣とも正常値大になり、内部にたまっていた血液もなさそうだと言われました。
ディナゲストを飲むと不正出血があるというのが最大の副作用ですが、私は飲み始めて一カ月くらいはずっと少量の出血がありましたが、その後止まったらまったく一滴も出ずに現在に至ります。
子宮内膜症は完治することがなく、改善しても薬をやめたらすぐさま戻ると言われたのでたぶん閉経まで何もなければディナゲストを飲み続けると言われています。
内膜症と言うと子宮腺筋症かチョコレートのう胞かその両方かと思いますが、ネットで検索すると怖くなるようなことがたくさん載っているし、完治しない病気としているので診断されて現実を知ると落ち込むと思います。
若い人はピルを出されますが、40代になりますと血栓症の危険が出てきて飲む薬がなかったわけですがディナゲストという新しい薬が何年か前から出てきて、これは血栓の危険がないと言われているので高齢の人も飲めます。またミレーナという子宮にはめるリングが最近でてきて黄体ホルモンを放出して排卵を止めるものもあります。
子宮内膜症を発症する人が増えてくるとともに新薬も出てきているのでいくつか試せる時代になったのはよかったと思います。