「結局は、閉経までの長いお付き合い?」
思い起こせば、 二人の子どもを出産して、下の子どもが幼稚園に入園したころから、体調不良は始まっていたのだと思います。
子どもが、小学校・幼稚園に通うようになり、自分の自由な時間ができてホッとひと安心…と言うよりも、安心しすぎて、何もやる気が起きなくなりました。
そんな中、産後、久しぶりに自分の月経のリズムや量などがかなり変化していることに気づきました。痛みも強くなり、出血量もかなり増えていました。
さらに、排卵日前後や月経の期間中・その前後は、頭痛がひどくなり、頻繁に頭痛薬を服用していました。あまりに、体調不良が続くので、婦人科を受診したところ、「子宮内膜症」と診断され、さらに、貧血にもなっていました。
「子宮内膜症」…聞いたこともなかったので、診断された時はあまりピン!とこなかったのですが、自宅に戻り、ネットで調べるうちに、とても不安になりました。
なぜなら、治療方法はいくつかありますが、
いずれも、完治あるいは、その後、全く何も症状が残らない…ということは、ほとんど無いような情報ばかりでした。
不安な気持ちを抱えつつも、「リュープリン」と言うホルモン注射を接種する治療を開始しました。注射の効いている期間は月経が無く、とても身体が楽でした。貧血もなくなり、とても嬉しかったです。
しかし、接種の3回目の頃には、副作用がきつくて…辛い日々でした。副作用は個人差があるので、なんともない患者さんもいるようです。私の場合は、吐き気、頭痛、身体のだるさが続きました。結局、辛すぎて、3回目で接種を止めてしましました。
「リュープリン」のおかげで、一度は症状が改善されて元気に生活できていましたが、接種を止めるとまもなく、ほとんど元通りの症状に戻ってしましました。
結局は、副作用を覚悟で治療を続けても、
完治するわけではないことに気づき、今後も
閉経までの長いお付き合いになりそうです。
子宮内膜症の治療には、いくつかの方法があります。
最初に診断された時に、主治医にそれぞれの治療法の説明を受けて、それぞれの良い所と心配な所を把握しておいた方が良いでしょう。
そして、ご自身の年齢、出産の希望の有無などを考慮して、どのタイミングでどのような治療をするねが最適か?じっくり検討してから治療をスタートしてください。