激しい生理痛を感じたら子宮内膜症を疑って
一年に一回の子宮検診は受けていましたが、その時は発見されず検診後の10か月後に別件で行ったエコー検査で子宮内膜症が見つかりました。この一年間は生理痛がいつもより激しく、痛みで起き上がれなくなったり激痛ゆえに吐いたり、トイレで倒れてしまうこともありました。また出血量が異常に多くなったのもこの一年内のことでした。この症状を早めに異常ととらえて早めに婦人科に行けばよかったですが、一週間後生理が終わると症状がおさまってしまうため、大丈夫かという気になり病院に行くのが遅くなってしまいました。婦人科医ではMRI検査をして左の卵巣にチョコレート脳腫があると診断されました。まだ手術で切除するほどの大きさではないが、このまま放っておくと左卵巣が大きくなり破裂してしまうと言われました。そこで先生には、ホルモン注射を打つ方法と低用量ピルを毎日飲む方法の二種類の治療法を提案いただいました。ホルモン注射は一週間に一回病院に来ないといけないことや更年期障害に似た症状が体にでるかもしれないリスクも説明されました。ピルは毎日欠かさず飲まなければいけないこと、エコノミー症候群や吐き気をもたらすかもしれないことも教えていただきました。病院に定期的にはいけない場所に住んでいるため、低用量ピルを毎日飲むことにしました。低用量ピルは生理が完全になくなるわけではありませんが、ホルモンを調整し生理の量を少なくしつつ、三か月に一回卵巣の大きさが変化していないか定期検診を続けている状態です。
生理は月の7日しかなく、生理が終わってしまうと何事もなかったかのように痛みが消えるので、ついつい婦人科に行くのが遅れがちです。また生理痛に慣れている人は、今回はたまたま痛みが強いだけと考えてしまいがちです。しかし子宮内膜症になると完治が難しいだけでなく、不妊になりやすいと言われていますので、妊娠を望んでおられる方は必ず痛みを感じたら病院にいっていただきたいと思います。また定期検診もかかさず受けるようにしてください。