子宮内膜症の体験談

早期発見が鍵!生理痛の変化には要注意。

2年位前から「生理痛が重くなったような・・・」、「経血量が多くなったような・・・」といった変化をなんとなく感じていましたが、あまり気にはしていませんでした。その変化は長い時間をかけて次第に大きくなっていき、生理の時は仕事を休むことが増え、「病院に行った方がいいかなぁ」と思うようになった頃、生理痛が激痛になり、起き上がることも辛く、吐くこともありました。

 焦って婦人科にかかったところ、「子宮内膜症」と診断され、運が悪いことに、子宮内膜症によるチョコレート嚢腫ができていて、両側の卵巣が7センチに腫れていました。正常な卵巣は親指ぐらいのサイズなので、かなり腫れている状態だったと思います。このサイズでは、薬での治療は見込めないとのことで手術を薦められ、大学病院に紹介状を書いていただきました。

 大学病院では手術が混み合っていて、4か月待ちでした。生理がくるたびに血液が溜まってさらに卵巣が腫れてしまうそうなので、手術までは薬で生理を止めていました。薬を服用し始めた月から生理はとまり、生理痛もなく快適に過ごしながら手術まで待ちました。

 手術は腹腔鏡で行われ、傷がとても小さく済み、術後の回復も早く入院期間は5日間。術後2週間で仕事にも復帰できました。手術で卵巣は正常な大きさになり、今は生理がきても痛みはほとんどなく、あの辛かった生理が本当に楽になりました。手術をして良かったと心から思います。

後輩ママへのアドバイス

生理痛が重くなった、経血の量が多くなったなどの症状がある場合、それは何かのサインだと思ってください。早めに病院にかかり、子宮内膜症が分かれば、薬で治療することができます。進行して卵巣が腫れてしまうと、生理の度にかなりの痛みになり、周辺の臓器とも癒着して、腰痛もひどくなります。ある程度進行してしまっているが、薬でも治療できる状態の場合が一番悩むところだと思いますが、長期間薬で治療するよりは手術した方が早いかな、と私は思います。

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