人生の中で最大の痛み…陣痛
最初に痛みを感じたのは、予定日3日前の明け方でした。生理痛のような、しかし、明らかにそれとは違う痛みに、すぐ「これが陣痛だ」と分かりました。
私は、初めから20分間隔で痛みがきていましたが、まだまだ我慢できる痛みでした。
そこから、1日中痛くなったり収まったりの繰り返しでしたが、痛みが強くなることはなく、自宅で待機していました。
予定日2日前になると、間隔は短くなりませんでしたが、痛みは少し強くなりました。生理痛をものすごく痛くした感じです。
痛みがきている間は、うずくまると楽になるのでその姿勢で耐え、収まっている時はまだ普通に過ごせました。
2日前の夜には、間隔が5分前後になり、痛い時は歩けないくらいでした。収まっている時も、なんとなく下腹部が痛いような気がして、余裕がなくなってきました。
ここで、入院することとなり、内診を受けると、子宮口はたったの3cmしか開いておらず、助産師さんに「まだまだ痛くならないと産まれないよ!」と言われました。
そこからひと晩は、徐々に強くなる痛みに呼吸方で耐え、痛くない時は疲れてウトウト…という繰り返しでした。
結局、陣痛の進みが悪いということで、予定日前日の朝から、陣痛促進剤の点滴を開始しました。
その点滴が効くか効かないかくらいから、急に痛みが強くなり、間隔も2分おきになりました。
その時の痛みの種類は、鈍痛ですがとにかく痛く、腰回りをハンマーで内側から殴られているような感じでした。痛すぎて、食事も摂れず、食べてないのに吐いてしまい、痛みを逃すこと以外は何も考えられない状態でした。
内診をしてもらうと、子宮口は全開になっていて、収縮が強くなって破水したら産まれるとのことでした。
しかし、なかなか破水せず、最終的には助産師さんに破膜してもらい、分娩台へ向かいました。
歩いて向かうのですが、痛みが来るとその場でうずくまり、すごくいきみたい感じでした。
分娩台へ11時前に上がり、30分後には無事出産しました。
いきむ時は、陣痛の痛みより楽でしたが、会陰が伸びていないために、赤ちゃんの頭を助産師さんが押して、子宮へ押し戻されることが何回かあり、それは本当に激痛でした。骨盤がキシキシきしんで外れそうな感じでした。
産後に会陰を縫う時は、陣痛とは全く違うチクッチクッとした痛さでしたが、痛みの感覚が麻痺していて、そんなに痛くは感じませんでした。
その時が来るまでは、痛みに耐えられるか、陣痛と分かるのか、とにかく不安で仕方ありませんでした。
でもいざ陣痛が始まったら、腹をくくって受け入れるしかありません!
私も何度も「1回休憩したい」と思いましたが、出来るわけもなく…
でも、我が子の顔を見たら本当に感動します!我が子のために、我が子と一緒に乗り越えようという気持ちでいると良いと思います!