あ〜！キタキタキタキタ〜！

出産前、陣痛に不安ばかり募らせていました。全く未知のものですし、例え話を聞いてもいまいち、ピンと来ないですし。陣痛ってどんなかな？分かるかな？陣痛の間隔が狭まってきたら病院よね？と、心構えをしていたものの、破水をし、陣痛を感じる前に病院へとなりました。

病院のベットの上で、最初は、あっ。お腹がいつもより張ってるな。これ、陣痛かな？くらいでした。ふ〜ん。これが陣痛かぁなんて思っていたのですが。その内に、陣痛が来る！と言う予兆が分かるようになって。その頃には、あ〜！陣痛くるな〜。あ〜！キタキタキタキタ〜！と言う気持ちと、自然と声が出てしまう。出さないと陣痛を越えられないようになりました。「アー?」と、周りのことなど考えられず、声を出さずにはいられなくなります。それとともにお腹の張りと、痛みが内側からジワジワとつき上がってくる感じでした。これ以上、お腹が張ったら、お腹が破けちゃう！と思うような感覚ですが、「痛い！」と言う感覚とはちょっと違いました。私の場合は、「痛い！」と叫びたくなるようなものではなく、「陣痛が来るから、アー！と声を出してなんとか、毎回やり過ごす」ものでした。

分娩台に上がってから、私は1時間40分程で出産となったのですが、この陣痛の予兆を感じる度に、大きな声は出てしまうし、何かをしっかり握りしめないと耐えられないしで、挙げ句の果てには、「後、何回陣痛をやり過ごしたら産まれますか！」と、叫んでしまった程です。