陣痛は痛いけど、幸せな痛みだった。
出産の、3日ほど前からお腹が不規則に痛みました。今思えば、前区陣痛だったんだなと思います。
出産前日の朝起きた時から、腰がものすごく重くて、生理痛の一番ひどい時の様な感覚でした。お昼頃からまた不規則にお腹が痛み、
今までとは違う痛みがある時は気をそらせない程でした。
しかし、動きが止まる程でもなく会話も普通に出来ました。
一応、陣痛アプリで感覚を計り始めましたが
45分あいたり、2時間あいたりと、とても不規則な痛みでした。
夜7時頃には、夕飯の途中に痛みが来ると動けなくなるほどで、息をふーっと静かに吐き痛みに耐えるしかなくなりました。
この時の痛みは、子宮がちくちくきゅーっとなり、腰にもちくちくとした痛みが襲ってきました。そのまま、寝る準備をしましたが痛みが来る度にうずくまり、布団に横になっても眠いのに眠ることが出来ませんでした。
痛みが来る度に、陣痛アプリで感覚を計り
1時間ごとが30分、20分と狭まり、とうとう
15分と10分の間を行ったり来たりの感覚になりました。夜中の2時頃、病院に入院が決まりました。
陣痛の感覚は10分感覚で、子宮をぎゅっと握られひねられ、こしをハンマーでどんどん叩かれるような痛みでした。
痛みを感じると息が出来なくなるので、
息を深く吸って吐くことを意識しました。
この時の子宮口は、まだ1?でした。
それから、朝の6時位まで少しずつ強くなる同じような痛みに耐え、子宮口はやっと3?に開きました。7時頃に4?ほど、
8時頃には一気に5、6?まで開き、子宮を握り潰され、腰をチェーンソーで切られているような激痛になっていっていました。
9時には、子宮口8?になり、10時には9?に開きました。
赤ちゃんが、子宮の中で下に降りていってるのが分かり、ちょうど骨盤の辺りでぐりぐりしていました。骨盤の中をドリルで拡張されているような痛みで、陣痛の中でこの時が一番痛かったです。
10時半前には、全開になり分娩台へ上がりました。いきむときは、陣痛を耐える痛みとはまた違い、ふんばっても絶対出てきそうにないものを出そうとしているので、力を入れすぎて顔の血管がちぎれそうでした。
そして、いきむとおしりから腸など色々なものが爆発して出てきそうな感覚がしたので、おしりの穴を押さえてもらっていきみました。
いざ産める!となると、陣痛を耐える痛みよりは少し楽になりました。
分娩台に乗って1時間踏ん張り、11時半過ぎに出産を終えました。
陣痛とはきっと、人生で最大級の痛みですが
激痛に耐え抜いた後に、会いたくて会いたくてたまらなかった我子にやっと会えます。
そう思うと、どんなに痛くて辛くても幸せだと私は思います。
一番大変な思いをするのは、実は赤ちゃんです。なので、お母さんも一緒に頑張ってください。