荷物の多さと、少しの偏見
二回目の出産ということもあり
産後の母乳の分泌が良く、
赤ちゃんが飲む量と母乳の分泌の
需要と供給がなかなか合いませんでした。
産後2〜3週間ほどで乳腺炎になり、
40℃の熱や吐き気に襲われ
産院にまたお世話になりました。
おっぱいの張りが引いた頃には
母乳が全く出なくなってしまいました。
一人目を完全母乳で育てたので、
二人目の際の
あまりにも早い母乳育児の終わりに
ショックを隠せませんでした。
冬生まれの我が子が夜中に泣くたびに
寒い我が家の台所で
白い息を吐きながらミルクを作ったことや、
「缶に書いてある量じゃ多い」と
保健師さんに言われて驚いたことや、
荷物が多くなるので
なかなか外出が出来なかったことなど、
二人目の育児にして
初めてのことだらけで
毎日バタバタしていたのを覚えています。
久しぶりに親戚と顔を合わせば
「母乳で育ててるわよね?」と
いろんな人から聞かれました。
その際に
ミルク育児をしていることを告げると
「あぁ、そうなの」とガッカリされたり、
母乳の利点などを
延々と話されたこともありました。
赤ちゃんを思ってのことだと分かっていても
とても悔しい気持ちになりました。
完母で育てた一人目よりも、
風邪をひきやすいことなどで
悩んだりもしました。
ですが、今の粉ミルクは
より母乳に近い味や成分などで、
赤ちゃんのことを思って作られています。
腹持ちも良く、
母乳育児の時よりも子どもが寝ている時間が
長く感じました。
何かあった時に人に預けやすいことや、
父親が授乳に参加できることなど
利点もたくさんあります。
もっと胸を張って
”ミルクで育てています”と
言えばよかったと少し後悔しています。
母乳で育てたって
ミルクで育てたって、
母親の愛情に違いはありません。
母乳育児の子に比べて
少しのポッチャリするかもしれませんが、
二歳前には標準体型になりますよ!