完全ミルクでの育児の体験談

完ミでも良い!ミルク育児の良い所、悪い所

私は体質的に母乳が出にくく、乳首の形も良くありませんでした。第1子の時は出産からしばらく、ほとんどミルクをやらずに完母目指して頑張りましたが、退院時に「体重の増えが悪い」と言われ、また母乳が足りていないので子どもが泣き止まずに私自身ノイローゼになりかけました。母に「もういいじゃない、ミルクで」と言われ、ミルク育児に切り替えました。その後第2子、第3子と出産しましたが、いずれの時にも母乳は出ず、完全ミルク育児です。


もっとも最近の第3子について経過を書きます。出産後退院までは、3時間おきに生後日数×10mlを、1日8回飲ませました。4日目に退院してから1ヶ月検診までは、50〜80mlを1日に6〜7回飲ませました。1ヶ月検診では、生後より800グラム、体重は増えていました。


一番ミルクを沢山飲んだのは生後7ヶ月頃、離乳食が始まってしばらくの時です。200ml×5回で、1000mlぐらい飲んでいました。ミルクの缶に書いてあるよりは少ない量ですが、上ふたりの経験から、缶に書いてある量はかなり多めである事、飲む量には個人差があって沢山与えても飲まない時は飲まない事が分かっていたので、焦りませんでした。勿論、体重の増加には注意を払っていました。


離乳食が順調にすすんだのでミルクの量を減らしていき、生後10ヶ月には200mlを1〜2回にまで減りました。11ヶ月を過ぎた時に「もう食事だけで良いだろう」と判断し、ミルクのストックがなくなった時点で(11ヶ月半頃)、卒乳しました。


最初はやはり「赤ちゃんは母乳で育てるべき」という考えが強く、「自分は母親失格ではないか」と悩みました。特にママ友に「こうすれば必ず出るよ!」とアドバイスされたのが辛かったです。やれることはやったけど出なかったから。お医者さんに「頑張っても出ない人はいる」と言われ、心が楽になりました。


ミルク育児の最大のメリットは、パパに授乳してもらえる事です。私は、旦那の休日は、夜中以外の授乳をすべて任せました。パパと赤ちゃんのコミュニケーションにもなります。


もうひとつのメリットは、卒乳の苦労がない事です。「おしまい」とママが思えばそれでおしまいです。すくなくとも私の子どもは哺乳瓶に執着する事はありませんでした。


デメリットは、夜中や外出時の授乳が大変な事です。寝る前に1回分のミルクをはかったり、キューブやスティックのミルクを活用すると便利です。外出時には、お湯専用の水筒が役に立ちました。今はミルク用のお湯を準備してくれているショッピングセンターも多いです。


もうひとつのデメリットは、とにかくお金がかかる事!これは、もう「子どものご飯なんだから」と割りきるしかありません。クーポンやポイントカードを活用しました。

後輩ママへのアドバイス

今はいわゆる「母乳神話」が幅をきかせていて、ミルク育児をするママは肩身がせまいと思います。でも、赤ちゃんにとって一番しあわせなのは、「お腹が満たされている事」と、「ママがニコニコしている事」です。母乳かどうかは、そのふたつに較べれば些細な事です。ミルクでも子どもは育ちます。自信を持ってください!

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