まさかの妊娠で考えさせられた将来

私が35歳、旦那が38歳、子供は小学１年の男児とと年中の女児がおり、3人目は考えてませんでした。息子の進学と主人が仕事を独立、私は夜遅いことも多かったサービス業をやめて、子供のために近所の個人クリニックの受付に転職したばかりでした。転職して3ヶ月もたつと仕事には慣れたもののナースや事務長の人間関係に馴染めず毎日ため息をついてました。そんな時胃が痛くなりご飯も食べられないほどの胸焼けがありました。きっと仕事のストレスだ…と思い、かかりつけ医にかかろうと思っていたら生理でもないのに出血がありました。ストレスで生理まで不順になったか？これはおかしいと思い翌日は仕事を休んでかかりつけの内科に行きました。先生からは妊娠の可能性を聞かれありません、ときっぱり。胃炎とのことで胃薬を2種類もらい出血の件で婦人科へ。そこで告げられたのは妊娠8週目で心拍が弱っている。出産できる産院に行ってください、とのこと。全く想定していなかった事態に頭は大パニック！婦人科を後にし、その足で最寄りの産婦人科へ行き経緯を話し、エコー検査。そこでは、出血の量や心拍から考えて母体は絶対安静です。仕事は当分休んでください。と言われました。無理だよ…転職してまだ3ヶ月なのに…有休だってまだないのに…。仕事のことが先に浮かびましたが今はお腹の赤ちゃんを産むか否か。我が家に5人家族のプランはありませんでしたから、帰宅してきた旦那と話し合いました。旦那は仕事を立ち上げたばかりで正直将来の見通しが今はわからない。私が仕事をやめれば当然家計は大変になる。でも思わず授かった命だし、仕事だって辞めてもまた探せばいいし。私は産みたい気持ちが強くなってました。旦那と話し合いした次の日、朝から大量な出血がありふたたび産院を受診。胎児の心拍が取れなくなっているので緊急堕胎手術となりました。私がストレスと感じていた職場環境の中芽生えた命は8週間で消えました。私がストレスを抱えてなかったらもっと胎内環境が良くてちゃんと生きられたのかな。と考えましたが、旦那はそんなことない、うちに来るべき子じゃなかったってことだ、と慰めてくれました。