産後クライシスの体験談

ひとりで背負い込みすぎた出産と産後

出産のとき、主人は家で寝ていて、病院に来たのは子供が生まれてからでした。

月末に出産予定だったので出生届や児童手当の届を早く出さないと一月分手当てがもらえなくなるから事前に準備するようにきつく言っていたにも関わらず、結局月をまたいでぎりぎりの提出になってしまいました。

細かなことはいつも私がやっていましたが、この時ばかりは私は何もできないからと釘を刺したつもりでしたが、結局私が書類をそろえなければ動いてくれなかったので、不信感がつのりました。これからも子どもみたいに私に甘える気かしら?と不安に思ったのを覚えています。


母子同室だったので、出産後からすぐに子供の面倒はすべて自分で見なければなりませんでした。

母乳も満足に出ず、子どもは泣き続けていたので一睡もできませんでした。

主人がたまに来たと思えば、自分の母親や親せきを連れてきたので、子どもを少し預けて寝ることも出来ずに、親せきや義理の母親の相手までしなければなりませんでした。

出産後4日目の朝に子どもが泣き止まなくて、同じ病室の方に悪いからと病院の廊下をフラフラ歩いているところを助産師さんに保護されました。

その助産師さんが少しの間子供を預かってくれたので、少し眠る時間ができましたが

頭の中は主人への不満でいっぱいでした。

なぜ、私を助けてくれないのか。言ってることが違う!そう思いました。

主人は私より6歳年上で、職場の上司だったので頼りになる人という印象で結婚したのですが、このころから段々と考えの浅さが目に付くようになってきます。


退院して自宅に戻ると、掃除はしていたようですが、特に子供を迎える準備はされておらず、布団を自分で敷くところから始めなければなりませんでした。

もちろん、その後帰宅時間が早まるわけもなく、毎日深夜1時ころの帰宅でした。

そんな主人が家事育児ができるわけもなく、すべて自分でしなければなりませんでした。

産後1か月で体力的に限界をむかえ、産後検診では子宮の戻りが悪く通院することになってしまいました。

この時期が精神的にも体力的にも一番つらい時期でした。

体もうまく動かないなか、慣れない子育て、家事をしなければならなかったので、主人への不満が日に日に降り積もるのがわかりました。

夕方、子どもの黄昏泣きが始まると、毎日一緒に泣いていました。

結局産後1か月で実家に帰ることになりました。

後輩ママへのアドバイス

なんでも自分でやろうと思わない方がいいです。

出産後は体は動きますが、体の中はちゃんと元に戻っているわけではないです。

ただでさえホルモンの影響で心理的に不安定なのに、疲れているとさらに悲観的になったり、不安になったりしてしまいます。

出産という一大事業を赤ちゃんと成し遂げたんだから、しばらくは二人で休憩!という気持ちで赤ちゃんと一緒に休んでください!

どんなにやさしい、しっかりものの旦那さんでも親の自覚が持てるのは女性が思うよりもずっと後なので、あまり期待しない方がいいと思います。

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