私の産後クライシスについて
産後すぐから10ヵ月ほどの間で産後クライシスがありました。
「女性は妊娠中から嫌でも親になる自覚を得られるけれど、男性はそうはいかない。」よく聞く話でしたが、本当のことでした。
私は産後すぐ始まった1〜2時間おきの授乳と寝てくれない子供を片手で抱き続ける毎日。外出もなかなかできないことで人との会話もなく、世間から切り離された気がしてストレスが溜まるばかり。
それに対して夫は、「子供に合わせる」という概念がないので産前と変わらぬマイペースぶり。家事はある程度助けてはくれたものの、余裕がなかった私には「やってやってる」風に見えてしまい、感謝の気持ちは生まれませんでした。
最初は帰りの遅い夫を待って一緒に夕食を食べていましたが、待つということが体力的にも精神的にもつらくなり、だんだん先に食べて先に寝るのが当たり前に。週末以外はまともに会話もなかったように思います。
だんだん夫も危機感を感じたのか、たまには趣味の映画や漫画を借りてきたら?と言ってはくれましたが、そんな暇あると思ってるの?と逆に腹が立ちました。
私の気持ちが楽になり始めたのは、妊娠中に始めたTwitterで産後クライシスという言葉を知り、今の自分がそれなんだと自覚したこと。また、夫にそれを伝え、夫が産後クライシスについて調べてくれたことがきっかけです。産後の女性の気持ちや体の変化について、少しだけ理解してくれるようになりました。だからといって夫の普段の生活態度で何か大きく変わったわけではないですが、理解してくれようとしている人がいると感じたことで孤独に育児している辛さが少しだけ和らいだ気がして、その後本当に少しずつですが子供の事を夫に相談できるようになりました。
最初は男性とはそういうものだと、ある程度は諦めること。
私は妊娠中にTwitterを始め、妊娠中の不安や産後の悩みや育児についての情報をそこから得て、そこの人達と愚痴ったり励ましあったりして何とかやっていました。そういったSNSを頼るのもいいと思います。