産後クライシスの体験談

産後クライシスであることを理解する

私は現在34歳で、29歳の時に1人目、32歳の時に2人目を出産しました。2人目を出産後産院に入院中上の子がお見舞いに来た時、上の子を見た瞬間、「おっきい!こんなに大きかったっけ?怖い」と一瞬思ってしまったのです。後からネットで調べると、女性には産まれてすぐの弱い赤ちゃんを本能的に守る意識があり、それ以外を敵とみなしてしまうことがあるとのことでした。そこまで極端でないにしても、それからしばらくは上の子を心から可愛いと思えないことがあり、そういう自分が嫌になりました。また、妊娠前までは夫とは比較的仲が良く、毎晩夜は一緒に晩酌をして映画を観たり、休みの日は一緒にショッピングをする等、一緒に過ごすことが多かったのですが、夫がすることなすことにイライラし、出来ればそっとしておいて欲しい、触られるのも嫌、という日が産後半年ほど続きました。夫は、産後クライシスという言葉をネットを通じて出産前から知っていたので、私に対して、お前は今、産後クライシスだから上の子や俺が疎ましいだけで、そのうち元に戻るから、と話し、私が嫌な顔をするのをひたすら耐えていました。現在は私も普通の感情に戻り家族仲良く過ごしています。

後輩ママへのアドバイス

産後、上の子や夫に対して嫌な感情を持った時には、自分は今、産後クライシスにかかっているだけ、と客観的にみるようにすると、無駄な喧嘩や自己嫌悪に陥らなくて済むと思います。また、周りの人にもそのような感情があることを産前から説明し、知っておいてもらうのが良いと思います。

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