初めての子育て奮闘記
産前はとにかくイライラが収まらなかったのが、出産を終えた直後には嘘のように晴れやかな気分になりました。第一子なので右も左も分からないまま子育てが始まりました。
授乳やオムツに沐浴と暇だったマタニティライフとはさよならでした。2ヶ月経ってから助産師訪問があり、母子共に何も問題ないですよと言われ一安心しましたが、違和感を感じ始めたのはその後すぐの事でした。互いの両親が孫フィーバーになったあたりからでした。当たり前なのですが、私への配慮が少なくなってしまい孫が泣けばすぐに変わってあげると言われ母親は私なのに置いて行かれた気がしました。その気持ちから始まり私の必要性とは母乳する時以外であるのだろうか、少量の母乳しかでない私は必要ないのだろうか、1番は娘だと分かってはいるがいきなり母親にはなれません。可愛い我が子なのに出ないおっぱいに吸いつこうとせず始めからミルクを求めてしまいます。周りからミルクミルクと言われ、楽に吸えるミルクを知ってしまったからだと思いました。吸ってほしいのに吸ってくれない事に腹が立ち、涙を流しながら手を震わせながら調乳しました。大声で泣く娘にうるさいと言ってしまいました。2人で泣きながら授乳をしました。泣かれる度に胃がキリキリ痛みました。
その後も急に涙が出てきてトイレで泣いていました。心が本当に不安定になりました。
娘の笑顔を見るとごめんねとまた涙が出ました。生後3〜4ヶ月の間でした。
その時は買い物で物を選ぶのがしんどく感じていました。
義母に会いたい会いたいと言われしんどく感じました。会いたいのは、私ではなく孫なのかなぁと寂しくも感じていました。
どうにもしんどくなって実家に帰りました。やつれた私を見て、やっと必要と感じる援助を実母がしてくれるようになりました。夫にも義母に孫フィーバーになり過ぎないように距離の取り方を伝えてもらえました。
ゆっくり見守ってくれ、困って相談した時に初めて手を差し伸べてくれる。そのくらいで本当は十分なのだと気付いた生後5ヶ月頃。自然と娘の存在を受け入れ時にはイライラする事もありますが母として始められた気がして今は楽しく子育てができるようになりました。
はじめから母親にはなれないと思います。初孫で孫フィーバーになるのは仕方がない事ですが、まずは自分がどうしたいのかしっかりと気持ちを持っておく事が大切です。
子育ての中心は母親だと思います。周りの意見も大事ですが、母親が納得していなければ意味がありません。試行錯誤で構わないと思います。
必要な援助はそれぞれ違うと思います。母親がしんどいときっと赤ちゃんも感じ取ります。
話せるなら産前にどのようにしたいのか話し合っていたほうが良かったかなと私は思いました。