産後鬱の体験談

毎日が孤独との闘いでした。

私が産後うつになったきっかけは

「孤独」に気付いてしまったからでした。


二人目が生まれる少し前から

夫の仕事が忙しくなり、

平日は帰宅しなくなりました。


出産は義実家にお世話になりましたが

プライベートな空間が無いことと、

甘え過ぎてはいけないという思いから

産後一週間で帰ってきました。


が、夫の仕事状況は変わらず

平日は2歳の長男と新生児の次男との

三人暮らしでした。


”大丈夫大丈夫”と

自分に言い聞かせながら

毎日バタバタして過ごしていましたが、

新生児の次男は吐きやすい体質だったらしく

ほぼ毎回授乳の後に吐き戻していました。


今思えば

”次男は吐きやすい子だったんだ”と

冷静に判断できますが、

当時は次男が吐く度にパニックになり、

次男を着替えさせ、洗濯をし、

自分を責めていました。


睡眠不足のストレスも合わさり

毎日毎日泣いていた時、

ふと”孤独”に気付いてしまいました。


二人育児の大変さを

共感できる人がいないこと、

誰にも何も頼めないこと、

誰にも甘えられないこと、

誰にも認められないこと、

その他挙げたらキリがない程に

”孤独”が私に襲いかかりました。


次男が生後3ヶ月になる頃には

何をするにも無気力になり、

口数も減り、泣いてばかりで、

立っているのでさえ辛くなり、

私に向かって笑いかけている子どもにさえ

何も応えられなくなっていました。


夫と向き合うことも出来ず

夫との会話もなくなったとき、

2歳の長男に

「パパいなくてもいいよ」

「パパ嫌いなんでしょう?」

「ママ笑って?泣かないで」

と言わせてしまいました。


2歳の息子に

気を遣わせてしまっていたこと、

心配をかけていたこと、

パパが嫌いだと思わせてしまったことなど

言葉に出来ない思いが込み上げ

長男を抱きしめて

ワンワン泣いてしまいました。


心から反省し、

このままじゃダメだと思った時が

産後うつから抜け出す

タイミングだったのかと思います。


夫と向き合い

ずっと言いたかったことを

時間をかけて泣きながら話し、

夫の言い分も聞いて

なんとか夫婦間も再構築することが出来

そこからまた新しい日々が

始まったと思います。


夫が急に忙しくなり

平日に帰ってこなくなったのは、

自ら仕事を増やしたことが理由でした。

家族が増えるので、収入を増やそうと

不器用な夫なりに考えた育児の協力でした。

ですが、私の訴えかけにより

仕事がひと段落したタイミングで

以前と同じ仕事量に戻してもらい、

家に帰ってきてくれるようになりました。


もっと早く話し合っていたら…、

「お金よりもあなたに隣にいてほしい」と

きちんと伝えられていたら…、と

とても後悔していますが、

今では”そんなこともあったなぁ”と

振り返られるようになりました。


家族四人、毎日笑って過ごしています。

後輩ママへのアドバイス

部屋が汚くたって、

ご飯が手抜きだって、

お母さんが笑っていれば

子どもも笑ってくれます。

育児に完璧なんてないです。


1番甘えたい人に

甘えたいと伝えてみてください。

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