夫の協力で産後うつ脱出

産後欝になったのは出産後2週間頃です。始めに自分でも違和感を感じたのは、夕方から夜にかけての時間に何もやる気が出なくなる、いわゆる無気力状態になったことでした。それまでの2週間は赤ちゃんが可愛くて可愛くてしょうがなくて、２〜３時間おきに授乳しても夜全然眠れなくても平気だったのに、この時期から急にそれが嫌になってしまいました。夫の言動も一つ一つが気に入らなくなりました。仕事や友達の結婚式ラッシュで休日も家を空けることがあり、それがたまらなく嫌になって「ひどい夫と結婚してしまった」と考えるようになりました。

また、赤ちゃんがこの頃から泣き方が変わったように感じて、可愛くないと思ってしまうことがありました。実際生後すぐに比べると体力がついて、より大きな声で長い時間泣けるようになっていたのだと思います。でも当時は子どもの泣き声を聞くと「なんとかしなきゃ。自分がなんとかしなきゃ」と思って追い詰められていました。

結局、数日間両親が泊まりで手伝いに来たときに「少し見てるから寝てなさい」と言われて、子どもを預けて産後初めて1人で休んだのをきっかけに少し元気になりました。その日帰宅した夫がその話を聞いて、毎日帰宅後２時間ほど1人でずっと赤ちゃんを見てくれるようになり、私が休める時間が増えました。一ヶ月くらいその調子で毎日数時間1人の時間をもらって休んでいたら、辛かった時より頭がはっきりするようになりました。家事や育児に対してやる気も出てきて、夫の言動に目くじらを立てることも少なくなりました。