産後鬱の体験談

私にもやってきた産後鬱

初めての出産を終え、可愛いこどもとの幸せな日々が待っていると思っていました。しかし待っていたのは、地獄の毎日でした。

産後1カ月間は実家でお世話になり、不安を抱いたままアパートへ戻り夫と子どもの3人での暮らしが始まりました。夫は夜勤もあり週の半分以上家に帰ってきません。実家も遠くすぐには頼ることもできませんでした。子どもは寝ない子で癇癪持ちで本当に手のかかる子でした。ベビーカーやチャイルドシート、抱っこ紐も全てギャン泣きで買い物に行くのも大変でした。産後3ヶ月頃から、子どもの泣き声を聞いただけでイライラが我慢できなくなり、子どもに向かって「うるさい。もうやめて。」と叫んでいました。子どものことも可愛いと思えなくなっていました。夫がいない夜も、何時間も抱っこしても寝てくれず、放り投げようと何度構えたかわかりません。泣きながら仕事中の夫に電話して「もう無理。」と叫んでいました。身体もボロボロで疲れているはずなのに眠れないのです。これがまたきつかったです。そしてマイナス思考に物事を考えることしかできなくなっていました。母親失格だ、私なんかいないほうがいい、そんなことばかり考えていました。車を運転していていつも慣れた道なのに、フェンスにぶつけたこともありました。注意力が欠けて頭もボーッとしていたのです。

そんな事もあったので、遠かったけど実家に頼る機会を増やしました。そうしているうちに、症状は軽くなっていき鬱になってから4カ月くらいで治りました。やはり、自分が限界になる前に頼ることが大切だと思いました。

後輩ママへのアドバイス

産後鬱になっている時には自分で気付く余裕もありません。毎日頑張っていると、知らず知らずのうちにすでになっています。ですから、しんどいと思った時には、電話でもいいので気持ちを誰かに吐くのがいいです。

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